ネットフリックスのアニメ『KPOPガールズ! デーモン・ハンターズ』の主題歌「Golden」が、16日付HOT100チャートで1位に輝く見込みだ。「Golden」は、作中のハントリックスのメンバーであるルミの歌唱力が際立つ曲であり、該当キャラクターを演じた人にも関心が集まっている。

ビルボードチャート予告記事によれば、「Golden」は先週の2位に続き、ビルボードHOT100チャートで1位を獲得するとみられる。
アメリカ映画専門メディア「ディスカッシング・フィルム」によれば、今回の1位はK-POP女性アーティストとしては初の快挙であり、世界的ガールズグループ「デスティニーズ・チャイルド」以来24年ぶりのガールズグループの1位、そして近10年のアニメ映画の中では2回目の1位だという。
歴代に残る記録を打ち立てた「Golden」を歌ったのは、1991年生まれの韓国系アメリカ人EJAEだ。EJAEは「Golden」の作曲、作詞、歌唱すべてを担当。彼女は12日に自身のSNSアカウントで「言葉が見つからない。ただただ涙があふれる。愛を送ってくださったすべての方々に感謝する」と感想を述べた。

先にEJAEはメディアとのインタビューで「自分に希望を与える曲を書きたかった。母がいつも『言葉は種になる』と言っていた。こんな曲を作って、ずっと歌い続けたら、どうにか実現するのではないかと思った。『できる』という曲をとても歌いたかった」と、「Golden」を歌うようになった理由を明かした。
EJAEはかつてSMエンターテインメントの練習生として知られていた。25歳でアイドルデビューが実現しなかったものの、彼女は歌手としての夢を諦めなかった。Red Velvet、aespa、NMIXX、TWICEなど、有名なガールズグループの楽曲を手掛け、作曲、作詞、さらにはガイドボーカルもこなすなど、K-POPのグローバル化における隠れた立役者として活躍している。
EJAEが作曲した代表的な楽曲には、EXIDハニの「Hello」、Red Velvetの「Psycho」、aespaの「Drama」などがある。2020年には、ネットフリックスのアニメ『KPOPガールズ! デーモン・ハンターズ』にボーカル兼作曲家として参加した。音楽的才能が評価された彼女は、今年アメリカのインディペンデント・パブリッシャーと契約し、自らの音楽を世界に発信している。
なお、EJAEの家族関係も話題となっている。外祖父のシン・ヨンギュンは、青龍映画賞で主演男優賞を3回受賞するなど、当時最高の映画俳優であり、ソウル大学校歯学部出身の歯科医でもあった。中年になってからは政界に進出し、国会議員として活動した。

驚異的な経歴を持つシン・ヨンギュンは、愛妻家でも知られている。彼は当時非常に高い人気を誇っていたにもかかわらず、軍時代に出会った妻と一度もスキャンダルを起こさずに愛を貫いた。
その後、シン・ヨンギュンは2011年にEJAEと共にKBSバラエティ番組『余裕満々』に出演した。
ネットフリックスのアニメ『KPOPガールズ! デーモン・ハンターズ』は、歴代ネットフリックス映画ランキングで2位に輝いただけでなく、ビルボードHOT100では1位を獲得し、映画と音楽の両面で世界中から愛されている。ハントリックスは作中のガールズグループであり、悪霊を討つハンター、そしてルミはハントリックスのリーダーである。
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