イ・ジェミョン大統領夫妻が公開映画鑑賞に出かけた。
17日午前、イ・ジェミョン大統領とキム・ヘギョン夫人はソウル特別市龍山区(ヨンサン区)のCGV 龍山アイパークモールを訪れ、ドキュメンタリー映画『独立軍:終わらぬ戦争』を鑑賞した。
当日、事前公募で選出された国民119名が同行し、大統領夫妻と共に鑑賞後、自由に意見を交わす時間を持った。
この映画は、13日に公開された作品で、大韓独立軍総司令官のホン・ボムド将軍の独立戦争での活躍を中心に、当時の独立軍の闘争と犠牲を描いたドキュメンタリーである。光復80周年を記念し、ホン・ボムド将軍記念事業会と光復会が共同で制作した。

今回の映画鑑賞は、俳優チョ・ジヌンの推薦がきっかけとなった。チョ・ジヌンは15日の事前懇談会で大統領に直接作品を紹介したと伝えられている。
チョ・ジヌンは2021年、カザフスタンで行われたホン・ボムド将軍遺骸返還行事に国民特使として参加し、その後も歴史関連の活動に積極的に取り組んでいる。今回のドキュメンタリーではナレーションを担当し、制作に大きく貢献した。
大統領は前日に自身のSNSで映画鑑賞の予定を予告し、投稿で「俳優チョ・ジヌンさんが推薦したドキュメンタリー映画『独立軍:終わらぬ戦争』を鑑賞する」と明かすとともに、光復80周年を迎え独立軍の犠牲と献身を称える時間を国民と共有すると述べた。
『独立軍:終わらぬ戦争』は、ホン・ボムド将軍の軍事活動と独立軍の戦闘過程を具体的に描写し、従来の劇映画形式ではなくドキュメンタリー形式で歴史的事実を伝えることに重点を置いている。制作陣は本作が光復80周年を記念して独立運動史の再評価につながると説明している。

ホン・ボムド将軍は1868年、平安南道(ピョンアンナム道)で生まれ、大韓独立軍を組織し、総司令官として青山里(チョンサンリ)戦闘など反日武装闘争を主導した。2021年、将軍の遺骸はカザフスタンから返還され、国立大田(テジョン)顕忠院に安置された。本作は、将軍の生涯と当時の独立軍の活動を詳細に伝えている。
一方、大統領室は今回の鑑賞が光復80周年記念事業の一環であると明らかにした。関係者は「歴史的意義を共有し、国民と共に称える時間を設けるために映画鑑賞を実施した」と述べた。
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