映画「劇場版『鬼滅の刃』無限城編 第一章 猗窩座再来」が、韓国公開一週間で観客動員数220万名を突破し、韓国劇場界を制覇している。

『鬼滅の刃』販売部数、歴代日本漫画シリーズ中6位
28日午後3時時点の映画館入場券統合ネットワークによると、「劇場版『鬼滅の刃』無限城編 第一章 猗窩座再来」は累計 観客動員数220万名を突破し、興行収入シェア率57.2%を記録している。これは、第2位の『ゾンビになってしまった私の娘』(13%)や第3位の『F1/エフワン』(10.2%)と比べても圧倒的な数値だ。
原作漫画『鬼滅の刃』は、主人公の竈門炭治郎が皆殺しにされた家族の復讐を果たすため、人を喰らう鬼のラスボスである鬼舞辻無惨と戦う物語だ。その過程で、炭治郎は鬼と化してしまった妹・竈門禰豆子を人間に戻すため、鬼討伐隊「鬼殺隊」に入隊する。
『鬼滅の刃』は、いわゆる「全集中の呼吸」と称される多彩な技を、華麗な作画と豊かな想像力で描き出し、注目を浴びた。各キャラクターの物語をクラシカルに描写する演出が、読者に切なさを感じさせる。
日本では2億2千万部以上を売り上げ、歴代日本漫画シリーズ中6位という驚異的な人気を誇る。

実名、容姿、年齢、性別については一切明かされていない
注目すべきは、この大成功を収めた作家でありながら、出版社内部関係者以外にはその正体が謎に包まれている点だ。
現時点で判明しているのは、「吾峠呼世晴」という筆名と、眼鏡をかけたワニのキャラクターのみだ。彼は実名や容姿を一切明かさず、匿名を貫いている。
性別も公式には明かされていない。ただし、『鬼滅の刃』を連載していた雑誌『週刊少年ジャンプ』のスタッフの一人が女性であると述べたことから、ファンの間では女性ではないかという推測もある。
ただし、吾峠呼世晴の経歴は明らかだ。彼女は2013年、24歳で福岡県から漫画『過狩り狩り』で第70回JUMPトレジャー新人漫画賞特賞を受賞。その後、漫画雑誌『少年ジャンプ NEXT!!』を通じて『文殊史郎兄弟』でデビューし、2014年には『週刊少年ジャンプ』に『肋骨さん』を掲載するなど、主に短編を連載してきた。
長編連載を目指した吾峠呼世晴は、編集者と協議の上、『過狩り狩り』を変形して、2016年に『鬼滅の刃』の連載を実現した。

『鬼滅の刃』がアニメ化により大ヒットすると、一部では吾峠呼世晴が数百億円を稼ぎ故郷に帰還、あるいは漫画家として引退しているとの噂さえ広まった。
しかし、これはあくまで憶測に過ぎず、吾峠呼世晴は、いわゆる「1億部漫画クラブ」に入る有名漫画家の中で唯一、その正体が明かされていない。
アニメの成功は現在進行形
2019年に初放送されたアニメTVシリーズ『鬼滅の刃』は、卓越した作画を誇る制作会社「ufotable」の力も借り、世界的な大ヒットを記録した。
映画「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」は、公開10日で100億円の収益を挙げ、2020年のワールドワイドボックスオフィスで1位となった。
現在公開中の続編「劇場版『鬼滅の刃』無限城編 第一章 猗窩座再来」も、公開初週に自己記録を更新し、新たな記録を刻んでいる。
このように、アニメ『鬼滅の刃』は卓越したストーリー、映像美、そして感情に訴える表現で世界中のファンを魅了し、コンテンツ産業の新たな基準を打ち立てた。
コメント0