李在明大統領が週末に映画を鑑賞した後、映画監督パク・チャヌクの新作『仕方ない』について言及した。
7日、大統領は『仕方ない』の出演俳優と制作陣に対し、公的に激励の意を表した。フェイスブックを通じて「困難な状況下でも絶えず新しい挑戦をやめなかったパク・チャヌク監督と、映画『仕方ない』の俳優及び制作陣の皆さんに熱い拍手を送る」と述べた。
大統領は「パク・チャヌク監督の作品が改めて我が国映画の地位を高めた」とし、韓国映画が国際舞台で注目を浴びた点に言及した。さらに「受賞の有無を問わず、13年ぶりに韓国映画がヴェネツィア国際映画祭コンペティション部門に進出したこと自体が意義深い成果だ」と付け加えた。

この日は『仕方ない』がヴェネツィア映画祭で受賞を逃したという知らせが伝えられた日でもあった。国内公開日は今月24日である。
大統領は「映画を通して見せてくださった監督の深い洞察と特有の美学は、世界中の映画ファンの心に深く刻まれたはずだ」と述べた。また韓国映画産業を支援する政府の役割と計画について「政府は今後も我が国の映画人たちが思う存分想像し創作し、世界舞台で活躍できるよう力強い支えとなる」と言明した。
さらに「国民の誇りとなってくださるすべての映画人の皆さんのご尽力に心から感謝申し上げる」と語り、これはパク・チャヌク監督とその作品だけでなく、国内映画産業全般に対する政府レベルでの支援意思を示した発言と解釈される。

大統領は6日、金惠京夫人と共にソウル龍山区の映画館で映画を観覧した。社会福祉施設・永楽保育院の児童30余名も同行した。
一行はアニメーション『キング・オブ・キングス』を鑑賞した。
この作品はチャールズ・ディケンズの小説『主イエスの生涯』を基に、イエス・キリストの生涯と教えを現代的に再解釈した作品である。
大統領夫妻は子どもたちとポップコーンを分け合いながら観覧し、映画について感じたことや楽しく見ているかを問いかける時間を持った。観覧中には子どもたちと記念写真も撮影した。

また映画鑑賞に先立ち設けられた対話時間では、子どもたちが好きなキャラクターやポップコーンの種類を尋ねるなど、和やかな会話が交わされた。
安貴齢副報道官によれば、子どもたちの質問は率直かつ突拍子もなく、笑いを誘ったという。こうした時間を通じて、大統領夫妻と子どもたちの間に交流の場が設けられた。
大統領は子どもたちとの対話で、映画鑑賞が単なる娯楽にとどまらず、子どもたちが自らを尊重され愛される存在だと感じる大切な機会であると強調した。
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