タレントのパク・スホンが久しぶりに自身の素直な心情を明かした。
今月6日、海外メディア「スターニュース」はパク・スホンとのインタビュー内容を報じた。
パク・スホンは生涯、家族と周囲の人々のために献身して生きてきた結果、実際に自分自身のための小さな喜びすらほとんど味わうことができなかったという。彼は幼い頃から家族を最優先にして生きたため、鶏の足一切れすらきちんと食べたことがないと告白し、多くの人々の共感を呼んだ。残されたお肉だけを食べて育った経験は、韓国で生まれ育った者ならその意味を容易に理解できる。

それにもかかわらず、パク・スホンはこれらすべての人生における選択を後悔していない。彼は「今こうして健康に過ごせるのは、残ったお肉だけを食べて育ったおかげです」と独自の落ち着いた笑みを浮かべながら語った。長年にわたり家族のために尽力し、数々の苦難を乗り越えてきた経験が、結果として現在の妻キム・ダイェ(32歳)への愛の告白につながる原動力となったという。彼は「年齢差は大きいが、人生で初めて自分自身の選択によってこんな幸せが訪れた」と、ようやく自分の生き方を取り戻したと述べた。
2025年は、パク・スホンにとって多方面で意義深い一年である。去年末に韓国のテレビ局KBS 2TVのバラエティ番組『スターパパ奮闘記!スーパーマンが帰ってきた』のMCに抜擢されたに続き、今年9月には韓国のテレビ局TV朝鮮が韓国では初めて出産の様子を中継するバラエティ『私たちの赤ちゃんが生まれました(韓国語原題訳)』をレギュラー番組としてオンエアすることになった。彼は「出産伝道師」として新たな一面を示し、芸能界での活動において転機を迎えた。

1991年のデビュー以来34年間、トップMCとしての地位を守り続けたパク・スホンは、常に新たな分野に挑戦し、活動の幅を広げてきた。育児・家族バラエティを通じて独自の地位を確立し、長年にわたる誠実な努力で大衆の信頼を獲得した。彼は「デビュー当初から途切れることなく仕事を続け、兵役を除けば一度も休むことはなかった。まるで出勤賞を受けるかのように放送活動に励んできた」と、自らの誠実さを誇らしく振り返った。
パク・スホンの原動力は、家族と周囲の人々への純粋な思いにある。彼は「幼い頃から芸能界で活躍することを夢見て、仕事、家族、そして共に働く仲間たちを心から愛し、全力を尽くしてきた。数々の困難を乗り越えて、これほど長く活動できていることに幸福を感じる」と述べ、かつて自身を顧みなかった過去を振り返って「昔の私は、ただ年を重ねた子供に過ぎなかった。多くの馬鹿正直で純粋な考えを抱いていた。そして最も大きな過ちは、自分自身を大切にしなかったことだ」と正直に語った.
それにもかかわらず、今のパク・スホンは家族とともに自分の人生を全うしている。彼は「妻、娘のジェイ、そして飼い猫のダホンこそが私の人生の理由だ。遅ればせながら自分の選択で幸福を見出し、子育てを通じて多くを学んでいる」と語った。将来の夢として「尊敬する先輩たちのように、年を重ねても精力的に活動し続けたい」と、健康と家族を軸とした生き方を強調した。
そして、パク・スホンは大衆やファンからの関心についても、自身の信念を明かした。「私は自然の成り行きに任せて生きたい。家族や愛する人、そして同じようなもどかしさを感じる人々には「自立しなさい」と言いたい。ほんの数年前は先が見えず暗い日々だったが、子供を見ながら、人が歩むべき道を再確認することができた。子供が一人で立つためには、転び方も教えるべきだ」と述べた。
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