Disney+が約700億ウォン(約74億2,776万円)の制作費を投じて披露したオリジナルシリーズが初公開直後に視聴者を魅了し、大きな話題を呼んでいる。その正体は、チョン・ジヒョンとカン・ドンウォンが主演を務めるドラマ『北極星』である。10日に第1話から第3話まで一挙公開された本作は、トップスターが揃った華やかなキャスティングと堅実な演出力で視聴者から絶賛を浴びている。

『北極星』は、国際舞台で活躍してきた国連大使ムンジュ役にチョン・ジヒョン、神秘的な正体を持つ特殊要員サノ役にカン・ドンウォンを配役して注目を集めた。さらにパク・ヘジュン、オ・ジョンセ、イ・サンヒ、イ・ミスクら実力派俳優が加わり、盤石のラインナップを築いた。
物語は、大統領候補だったジュニク(パク・ヘジュン)が銃撃を受ける衝撃的な事件から幕を開ける。国際的に評価される国連大使ムンジュ(チョン・ジヒョン)は、その現場で自分を救った謎の男サノ(カン・ドンウォン)を追い、事件の真相に迫っていく。

一方、被害者の弟で検事のジュンサン(オ・ジョンセ)は、兄への劣等感と嫉妬心に囚われていた。彼はこの機会を利用して自ら大統領選に出馬しようと野心を露わにし、ムンジュを監視するだけでなく、その側近ミジ(イ・サンヒ)を拉致するなど極端な手段に出る。
ジュニクが残した不審な痕跡を発見したムンジュは、隠された陰謀を暴くため自ら大統領選に飛び込むことを決意する。彼女はジュニクを候補に育て上げたアソム海運のオクソン会長(イ・ミスク)に会い、「残された階段を登ってみたい」と語り、手を取り合いながら政界の地図を塗り替えていく。
「ジャンヌ・ダルク」という異名を持つムンジュは、オクソンの戦略的支援を受け、一気に有力候補へと浮上する。しかし正体不明の勢力による暗殺の脅威に晒され、そのたびにサノが現れて彼女を守り、二人の間には特別な感情が芽生えていく。

特にサノが披露する華麗なアクションシークエンスは視聴者の目を奪った。特殊要員出身らしく危険な状況で敵を瞬時に制圧する姿と卓越した危機対応能力は、圧倒的な見どころを提供した。
ムンジュはサノの護衛を受けながら出馬宣言の場に到着し、大衆の心を動かす力強い演説を繰り広げた。落ち着きながらも力強いカリスマを放ったこの演説は、彼女の未来への期待を一層高めた。
続く危機の中で、サノはムンジュに自分を専属警護員として雇うよう提案する。彼の正体が救い手なのか脅威なのか分からない状況にもかかわらず、ムンジュはこれを受け入れ、巨大な秘密を解き明かす二人の旅が本格的に始まる。サノは「非常時には必ず私の指示に従ってください。その時は私がボスです」と語り、今後の展開への期待を煽った。
初公開直後の視聴者反応は熱狂的だった。「二人のツーショットが最高」「面白すぎる」「来週水曜まで待ちきれない」「刺激的だ」「演出も脚本も素晴らしく展開がスピーディーでアクションも見応えあり」「全てのカットが美しく目の保養だった」「映像美と息を呑むアクションが圧巻。ロマンス、アクション、諜報を巧みに融合させたチョン・ソギョン脚本家の実力」など賛辞が相次いだ。
『北極星』はDisney+でのみ視聴可能であり、次回となる第4話と第5話は17日水曜日に公開される予定である。
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