俳優 トニー・レオンが3年ぶりに釜山国際映画祭 (BIFF) を訪れる。

20日、BIFFによると、今年BIFFのアイコン部門に招待された映画『Silent Friend(原題)』に出演した俳優トニー・レオンが来韓し、観客と対面する。
『Silent Friend』はイェネディ・イルディコー監督特有の繊細な演出と、トニー・レオンのさらに深まった演技が際立つ作品である。
トニー・レオンは24日午後3時30分に釜山(プサン)シネマセンター小劇場、25日午後7時30分に釜山シネマセンター中劇場でそれぞれ開催される『Silent Friend』上映後の観客とのミーティング(GV)に参加し、観客と交流する予定である。
さらに、釜山シネマセンターのBIFF野外劇場で開催されるオープントークを通じ、『Silent Friend』および演技人生について率直な話を交わす計画である。オープントークの日程は後日発表される。
彼がBIFFを訪れるのは、2022年「今年のアジア映画人賞」受賞者として参加して以来、3年ぶりである。17日に開幕した第30回BIFFは26日まで開催される。

アジア映画界を代表する俳優であるトニー・レオンは、感性豊かで繊細な演技により絶賛されている人物である。80年代初頭から多彩な作品に出演し、知名度を積み上げた。特に映画『花様年華』、『恋する惑星』、『楽園の瑕』などが彼の代表作とされている。
『花樣年華』は、同じ日に同一マンションに転居したチャン夫人(マギー・チャン)とチャウ(トニー・レオン)が、己の配偶者が不倫をしている事実に気づいた後、近づき互いに惹かれ合うが、結局愛を告白できずにすれ違っていく物語を描く。
映画は、第20回香港電影金像奨の主演男優賞をはじめ、主演女優賞、撮影賞、編集賞、美術賞などを総なめにした。さらに、第45回アジア太平洋映画祭の撮影賞、編集賞など各種権威ある映画祭でも大きな反響を得た。
コメント0