チョン・リョウォンとイ・ジョンウンが没入感あふれる演技を披露するサスペンススリラー映画『白い車に乗った女』が、29日に公開される。

最近、配給会社BY4M STUDIOは『白い車に乗った女』の一次ポスターと公式予告編を公開した。
本作は、血に染まった姉を連れて病院に現れたドギョン(チョン・リョウォン)が、混乱する証言を警察官のヒョンジュ(イ・ジョンウン)に伝える中、誰もが異なる記憶を抱く犯人とその日の真実に迫るサスペンススリラーである。
公開ポスターには、暴雪の中、道路に停車した白い車が目を引き、その下には血塗られたタイヤの跡が続き、緊張感を一層高めている。さらに「暴雪の夜、誰が嘘をついているのか?」というキャッチコピーが加えられ、事件の謎に期待が膨らむ。

公式予告編は、暴雪の夜明けに「助けてください」と叫ぶドギョンの緊迫した声で幕を開ける。ナイフで刺され意識を失った被害者と、彼女を姉と呼びながら救いを求めるドギョン、そして彼らの証言と周囲の手がかりを頼りに事件を追う警察官ヒョンジュ(イ・ジョンウン)の物語が展開する。
しかし、次第に証言は互いに矛盾し、ドギョンの記憶は曖昧となり、事件の全貌は迷宮入りしていく。さらに、「ユ・ドギョンさんが作家であることを知っていたか?」という警察関係者の一言とともに、ドギョンの隠された物語への疑念が浮かび上がる。そして、被害者と加害者の境界が崩れ、不明瞭な真実の中でサスペンスは最高潮に達する。

『白い車に乗った女』は、第22回サンディエゴ国際映画祭において「BEST INTERNATIONAL FEATURE」を受賞し、第66回ロンドン映画祭のスリル部門に公式招待され、世界的な注目を集めた。また、第26回富川国際ファンタスティック映画祭では、「WATCHAが注目する長編賞」と「コリアン・ファンタスティック俳優賞」をチョン・リョウォンが受賞し、作品の完成度と俳優の演技が高く評価された。
13日に公開された報道用スチルは、真実と嘘の狭間で緊張感を保つ映画の雰囲気を見事に捉え、期待感を一層煽る。犯人不明のミステリーの中、果たして事件の真相は何なのか。
『白い車に乗った女』は今月29日に韓国の劇場で公開される。
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