KBS2の週末ドラマ『華麗な日々』が再び視聴率15%(以下、ニールセン・コリア提供)の壁を突き破り、週末全体(地上波・総合・ケーブル)プログラムで視聴率総合1位の座を堅持した。

19日に放送された『華麗な日々』第22話は、全国基準で15.2%、首都圏基準では13.7%の視聴率を記録した。放送初期は13%台からスタートした本作は、6回目で15.6%、8回目で15.9%を突破し、上昇曲線を描いた。その後、波はあったものの平均して14%台を維持し、週末の家庭シアターを確保した。
『華麗な日々』は、かつて『黄金の私の人生』で最高視聴率45%を突破したソ・ヒョンギョン作家とキム・ヒョンソク監督が再び意気投合した作品で、放送前から「黄金チーム」の再結集として注目を浴びた。俳優チョン・イル、チョン・インソン、ユン・ヒョンミン、イ・テラン、チョン・ホジンらが主演し、高い完成度の演技の息遣いを見せている。
『華麗な日々』は「人間には誰にでも華麗な日々がある。今であれ、過去であれ、あるいは未来であれ」というテーマを軸に、世代間の共感を誘う家族メロドラマだ。それぞれの人生における華麗な日々とは何かを探求し、世代間の理解と傷、そして許しを描いている。

劇中、チョン・イルが演じるイ・ジヒョクは、愛よりも自由を重んじる冷徹な非婚主義者である。しかし、チョン・インソンが演じるチ・ウノは、仕事と愛の両面に情熱を燃やす人物で、長い間イ・ジヒョクを心の中に抱いていた。結婚を拒む男と愛を信じる女という対照的な価値観が衝突し、物語は本格的に展開される。
イ・ジヒョクは、父親イ・サンチョル(チョン・ホジン)の期待と現実の狭間で葛藤しながら独立を試みるが、会社内の天下り人事や家族問題により何度も挫折する。その中で、同僚のチョン・ボア(コ・ウォニ)から契約結婚の提案を受けるが、結婚式当日に花嫁が姿を消し、彼の人生は再び混乱に陥る。その後、彼はすべてを捨て去って去るが、再びソウルに戻り、チ・ウノが運営するカフェの倉庫で新たな事業を始める。初めはチ・ウノとの関係も冷淡だったが、次第に互いの傷に向き合いながら共同経営へと発展していく。しかし、チ・ウノの実母がコ・ソンヒ(イ・テラン)であることが明らかになり、物語は深い感情の渦に巻き込まれる。

第22話では、イ・テランが演じるコ・ソンヒの感情爆発が物語の中心となった。彼女はチ・ウノに自身の過去を打ち明け、涙ながらに告白した。「双子を産み、夫はひき逃げ事故で亡くなった。ある朝、路上に追い出され、一人は預け、もう一人を抱いて歩いた。連れて行った市場で火事が起き、姿すら見つからなかった」というセリフは視聴者の胸を打った。
続いて、コ・ソンヒは「二度とその子の話をしないと決心したのに、その子を見た。その日が、その子を失った日だ」と号泣した。自らの人生を失った母親の叫びと、失われた娘の前で抑えきれない人間的苦悩が深く描かれた。このシーンでは、イ・テランの繊細な演技とチョン・インソンの抑制された感情表現が絡み合い、高い評価を受けた。
『華麗な日々』の核心には「家族」というキーワードがある。表面的には世代間の理解と和解を描くが、本質的には血縁と感情の境界が崩れた時代における、本当の家族の意味を問いかけている。
物語は、1960年代生まれの「マチョ世代」とその子供世代の話が交錯し、社会的な共感を形成している。マチョ世代とは、親を支える最後(マジマク)の世代であり、子供に支えられない最初(チョウム)の世代を指す。彼らは、祖父母と未婚の子供を同時に養わなければならないという構造的負担の中で、老後への不安を抱えている。一方、1980~90年代生まれの子供世代は、就職難や住居難、結婚回避の影響で経済的独立が困難である。

この二つの世代がぶつかる現実を通じて、『華麗な日々』は問いかける。それは「家族とは血のつながりか、それとも互いの苦しみを理解し合う心か?」、「愛していなくても家族になれるのか?」という疑問である。
ドラマは、このような問いを日常的な葛藤と感情の表現で紐解き、視聴者に自身の家族を振り返るきっかけを与える。
演出を担当したキム監督は制作発表会で「視聴率30%を超えたい」という抱負を明かし、「僕自身が打ち立てた記録を自ら塗り替えたい。単なる数字の問題ではなく、改めて視聴者に週末ドラマの力を示したい」と語った。
『華麗な日々』は、毎回平均14%台を維持し、地上波、総合、ケーブルを通じて週末視聴率1位を達成している。同時間帯の競合作品を完全に退け、家族メロドラマの復活を牽引しているとの評価がある。特に、チョン・イルとチョン・インソンの関係の変化、イ・テランの隠された過去、そしてチョン・ホジンの父性愛など、登場人物同士の絡み合う物語が中心となっている。華やかさの裏に隠された人間の悲しみと傷、そして再び立ち上がろうとする意思を通して、ドラマは単なる家族劇を超え、人間の人生全体を映し出している。
今、物語が半ばに差し掛かった段階で、『華麗な日々』が視聴率30%突破という目標を達成できるかは、まだ未知数である。
コメント0