俳優リュ・スンリョンの15年ぶりのテレビドラマ復帰で注目を集めたJTBC週末ドラマ『ソウルの家から大企業に通うキム部長の物語』(以下『キム部長物語』)が27日現在、Netflixで「今日の韓国TOP10シリーズ」1位にランクインした。独特な演技力とリアルなストーリーが視聴者の共感を呼び、高い評価を得ている。

『キム部長物語』は、自分が価値あるものだと信じていたすべてを一瞬にして失った中年男性が、長い旅路の果てに、ついに大企業の部長という肩書きではなく、本当の自分自身を見出す物語を描いたドラマである。ソン・ヒグ作家が執筆した同名の小説を原作とする本作は、NAVERウェブトゥーンでの再誕生などにより、多くの原作ファンを獲得している。ここに、映画『エクストリーム・ジョブ』や『バトル・オーシャン 海上決戦』などで1,000万俳優の地位を確立したリュ・スンリョンが、大企業営業チームの部長「キム・ナクス」役を務め、現実の職場人の生々しい姿を描き出している。
視聴率調査会社ニールセン・コリアによると、25日のドラマ初放送時の視聴率は2.9%を記録。続く2回目ではわずかに上昇し3.5%となり、視聴率は順調に推移している。さらに、27日基準でNetflixの「今日の韓国TOP10シリーズ」でも1位に輝き、OTTプラットフォーム上での関心の高さを示している。

第2話では、大企業の役員昇進を期待するキム・ナクスに次々と危機が訪れ、彼の将来に暗雲が立ち込め始める展開が描かれた。キム・ナクスが承認したサービスにエラーが発覚し、果たして彼が事態を如何に収拾していくのか、視聴者の興味を一層そそるものとなっている。
視聴者はドラマのリアルな展開とキャラクター表現を高く評価している。ネット上では「コミカルでありながら重く心に響く演出で、時間を忘れて見入ってしまった」、「リュ・スンリョンの演技は本当に味わい深い」、「まるで私たちの職場のリアルな姿を見ているかのようで、より一層愛着が湧く」、「久しぶりに見る価値のあるドラマだ」、「リュ・スンリョンの演技力は確実にレベルが違う」といったコメントが寄せられ、今後の展開への期待が高まっている。
JTBC土日ドラマ『ソウルの家から大企業に通うキム部長の物語』は、土曜日午後10時40分、日曜日午後10時30分に放送されている。
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