KBSは長らく休止していた大河ドラマラインを再稼働する。数年静寂に包まれていた大河ドラマが復活し、どのような物語が描かれるのか、注目が集まっている。
KBS 2TVの新しい大河ドラマ「文武」では、イ・ヒョヌク、チャン・ヒョク、キム・ガンウなど主要俳優のキャスティングが確定し、本格制作に突入した。
「文武」は、新羅が高句麗・百済・唐の間で生き残り、三韓を統合するまでの変遷を描く作品である。弱小国から強国への道を、人物の選択と時代の激変で描写する。
イ・ヒョヌクは、キム・チュンチュの長男であり、キム・ユシンの外甥であるキム・ポムミン役を担当する。プライドが高く、度量も広い人物だが、国家のためなら屈辱も甘んじる冷徹な一面を持つ。血と絶望が交錯する戦場で成長し、統一を成し遂げる君主へと完成する。
チャン・ヒョクは、高句麗の戦争英雄であり、冷酷な独裁者ヨン・ゲソムンを演じる。天才的な戦略と強力なリーダーシップで高句麗を導くが、その重い権力が国の未来に暗い影を落とす。
キム・ガンウは、新羅初の真骨出身の王キム・チュンチュ役で出演する。柔らかな言葉と魅力的な笑顔の裏には、深い野心と苦悩が秘められている。生存と正当性の間で葛藤しながらも、望むものすべてを手に入れる実利外交の戦略家だ。
パク・ソンウンは、新羅軍の象徴と称されるキム・ユシン役を担当。戦場で道を切り拓いた伝説的な将軍であり、キム・チュンチュとキム・ポムミンの側に誰よりも寄り添う。
ジョン・ウンインは、新羅朝廷の実権者キム・ジンジュとして登場する。ピダムが失敗したクーデター後、キム・チュンチュ・キム・ポムミンに対抗する敵の立場に立ち、非情で計算高い選択の中に現実的な悩みを抱くキャラクターだ。
チョ・ソンハは、高句麗の戦争英雄高建武を演じる。熾烈な戦場で功績を挙げて王位に就いたものの、国民のために戦争回避を試みた選択が、逆に武力政変の犠牲となる悲劇的な君主である。
公式予告編とキャスティング映像公開後、YouTubeのコメント欄には多彩な反応が相次いだ。「KBSがついに大河ドラマを本格再制作するの？このラインアップなら信頼して見れる」、「チャン・ヒョクのヨン・ゲソムンだなんて…キャスティングだけで既に圧倒される」、「キム・チュンチュ・キム・ポムミン・キム・ユシンの組み合わせが新鮮。演技力で押し切るだろう」、「最近の時代劇では見られない重厚な雰囲気で期待できる」、「イ・ヒョヌクの目力ある演技を考えると、キム・ポムミンがよく似合う」といった声や、「休止していた大河ドラマをKBSが再制作するなら、確実に自信があるに違いない」といった反応も見られた。
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