
15日、韓国映画館入場券統合電算網によると、『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』は15日午前7時時点、韓国において予約率73%、事前予約数38万枚を記録し、全体予約率1位となった。また、韓国の主要3社の映画館チェーンのサイトでも、すべて圧倒的な予約率1位を記録した。
『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』は、ジェイクとネイティリの長男ネテヤムの死後、悲しみに暮れるサリー家の前にヴァランが率いるアッシュ族が登場し、火と灰に覆われたパンドラで繰り広げられるさらに巨大な危機を描いた物語だ。

2009年に公開された『アバター』は韓国で1,362万人の観客を動員し、2022年に公開された2作目『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』は韓国で1,080万人の観客を集めた。二作品の累計観客動員数は2,442万人に達し、これは歴代外国映画興行収入ランキングで3位と6位に相当する記録だ。今回の作品もジェームズ・キャメロン監督がメガホンを取り、サム・ワーシントン、ゾーイ・サルダナ、シガニー・ウィーバー、スティーヴン・ラング、ケイト・ウィンスレットなど既存の出演陣が再結集した。さらにウーナ・チャップリン、デヴィッド・シューリスなどが新たに加わった。
『アバター』シリーズは圧倒的なビジュアルで常に観客を魅了してきた。特に今回の作品には「風の商人」ウィンドトレーダーズと「アッシュ族」など新しいキャラクターが多数登場する。サリー家を代表とするナヴィ族と2作目に登場した「海の部族」メトカイナ族に加え、新しい部族がさらなる視覚的な見どころを提供する予定だ。
このようなビジュアルはキャメロン監督を中心に3,000人以上の制作陣が4年以上かけて完成させた。今回の映画のために実現したVFX(視覚効果)は3,500以上に及ぶが、簡単に画像を生成できるAIは1秒も使用していないことが明らかになった。劇中のすべてのキャラクターも前作と同様に俳優たちが直接演技を行った。
キャメロン監督は先に行われたオンラインインタビューで「AIを1秒も使わなかった。人間性が欠如したAIは俳優を代替できない」とし、「人を代替する存在ではなく、『助手』として(制作)コスト削減に役立つことはできる」と強調した。
今回の作品でも主人公「ジェイク・サリー」が一家の父親として巨大な脅威に立ち向かい家族を守る内容が含まれる予定だ。キャメロン監督は幼少期に大家族の中で育った個人的な経験を『アバター』の「家族叙事」に織り込んだと明かした。そして「特に今回の映画でサリー家の内面的な葛藤と外部の戦いをすべて描きたかった」とし、「3作目はこれら家族の挑戦と苦痛、痛みを正面から扱う」と述べ、観客の期待を集めた。
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