tvNの月火ドラマ『憎らしい恋』が30日、最終回を迎える。毎話安定して視聴率4%台を維持し、ケーブルおよび総合編成チャンネルを含む同時間帯で視聴率1位を記録してきた。

29日に放送された第15話はニールセンコリア全国有料世帯基準で平均4.4%、最高5.3%を記録した。首都圏世帯基準では平均4.5%、最高5.4%だった。同時間帯1位は守ったものの初回放送時の5.5%には届かなかった。
『憎らしい恋』は初心を失った国民的俳優イム・ヒョンジュン(イ・ジョンジェ)と正義感あふれる芸能部記者ウィ・ジョンシン(イム・ジヨン)がこじれた出会いをきっかけに互いを理解し、変化していく過程を描いたロマンス作品だ。脚本は『医師チャ・ジョンスク』のチョン・ヨラン作家、演出は『グッド・パートナー』のキム・ガラム監督が手がけた。
制作は『ムービング』『グッド・パートナー』『太陽の末裔』などのヒット作を生み出したスタジオドラゴン、スタジオ&ニュー、アーティストカンパニーが共同で担当した。キャストにはイ・ジョンジェ、イム・ジヨンをはじめキム・ジフン、ソ・ジヘ、キム・ジェチョル、ナ・ヨンヒ、チョン・スギョン、オ・ヨンソらが名を連ねた。
第15話ではイム・ヒョンジュンとウィ・ジョンシンが強まるイ・デホ会長(キム・ジェチョル)からの圧力の中でも、すべてを正すための準備を整えた。『善良な刑事カン・ピルグ シーズン5』の記者会見ではイム・ヒョンジュンの突然の公開告白が話題の中心に立った。告白の相手を巡り憶測が飛び交う中、真の当事者であるウィ・ジョンシンはどこか意味深な笑みを浮かべた。

イ・デホはなおもイム・ヒョンジュンに接近した。執務室に呼び出し、自身の本性を隠すことなく警告を突きつけた。ウィ・ジョンシンに危険が及ぶ可能性を感じたイム・ヒョンジュンはファン代表(チェ・グィファ)にインタビュー番組の手配を依頼する。
イム・ヒョンジュンは「ウィ・ジョンシンが危険だ。俺が常にそばにいなければならない」そう決意したイム・ヒョンジュンはウィ・ジョンシンの密着警護を始める。イム・ヒョンジュンの不誠実な態度で緊張感が漂っていた『カン・ピルグ』の撮影現場にも前向きな変化が訪れた。『カン・ピルグ』は特別だというウィ・ジョンシンの言葉を受け、自省したイム・ヒョンジュンが撮影に協力的な姿勢を見せたのだ。
撮影現場も家庭も次第に落ち着きを取り戻す中、イム・ヒョンジュンはイ・デホとの決着を準備していた。巨大な不正の発端から取材を続けてきたウィ・ジョンシンに向かい「イ・デホ会長を私たちで倒そう」と覚悟を込めて提案した。ウィ・ジョンシンがこれを受け入れ『善良な刑事カン・ピルグ シーズン5』の広報を兼ねたニュースインタビューにサプライズ出演した。
「この事件は7年前に起きたある国会議員秘書の死から始まりました」そう切り出したウィ・ジョンシンの暴露が世間にどのような波紋を広げるのか注目が集まる。生放送でイ・デホの不正を告発するラストは最終回への期待を一層高めた。
一方、イム・ヒョンジュンはウィ・ジョンシンとの本当の初対面を思い出した。印刷所の車内で見つけた「ありがとうございます」と書かれたウィ・ジョンシンの名刺が手がかりだった。ウィ・ジョンシンに「私たちが運命だった決定的な証拠だ」と興奮気味に伝えたイム・ヒョンジュンはすぐに彼女のもとへ向かう。ウィ・ジョンシンも久しぶりに目にした古い名刺を懐かしみ、その人物がイム・ヒョンジュンだったことに気づく。
悪縁と縁は紙一重という言葉の通り、かつて犬猿の仲だったことが信じられないほど距離を縮めた2人だ。イム・ヒョンジュンとウィ・ジョンシンの運命的な関係、その結末に関心が集まっている。
最終回は30日午後8時50分からtvNで放送される。
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