公開を1日控えた韓国映画が全体予約率1位を記録した。興行の「先行指標」とされる予約率で先頭に立ち、公開前から雰囲気を変えている。

その正体は、チャン・ハンジュン監督の新作『王と生きる男』だ。明日2月4日の公開を前に、予約熱を続け「2026年初の1000万期待作」という修飾語を現実に引き寄せている。
映画館入場券統合電子網によれば、『王と生きる男』は2月3日午前10時時点で予約率27.9%を記録し、全映画予約率1位を維持している。リアルタイム予約率1位も堅持している流れだ。累積予約観客動員数は10万人を超え、公開前に「初期の力」を確実に確保した。公開D-1の時点で予約率と予約観客動員数の両方で力を示していることは、観客の選択がすでに傾き始めたという信号として読み取られる。

『王と生きる男』は1457年の清泠浦を背景にしている。村の復興のために流刑地を自ら選んだ村長オム・フンドと、王位から追放されてヨンウォルに流刑された幼い先王イ・ホンウィ(後の端宗)の物語を描いている。凄惨な王位簒奪劇が終わった後、「流刑地」で繰り広げられる関係と感情の変化を前面に押し出した設定が特徴だ。馴染みのある歴史的悲劇を「人の物語」として再配置し、歴史物の重みを持ちながらも観客が感情で追っていける通路を広げた。
キャスティングは興行のもう一つの根拠だ。オム・フンド役のユ・ヘジン、イ・ホンウィ(端宗)役のパク・ジフンを中心にハン・ミョンフェ(ユ・ジテ)、メファ(チョン・ミド)、クムソン大君(イ・ジュニョク)までラインナップが緻密だ。特にパク・ジフンは生の意欲を失ったような幼い王の顔から出発し、流刑地で関係を結びながら気力を取り戻す変奏を演技で牽引するという評価を受けている。ユ・ヘジンはチャン・ハンジュン監督特有のリズムを「村長」キャラクターに乗せ、悲劇的な時代を背景にしながらも人物の生活感とアイロニーを生かしている。ユ・ジテが演じたハン・ミョンフェは’勝者の記録’を超えてカリスマ的な悪役として再構成され、物語の緊張軸を担っている。

この作品が興味深い点は端宗という人物を見つめる視線だ。時代劇で端宗はしばしば弱々しくてあどけない「屏風」のように消費されてきた。しかし『王と生きる男』は王位簒奪のクライマックスではなく、その後の時間を映画の出発点にしている。スクリーンを埋めるのは魯山君として強制されたイ・ホンウィの痩せた顔と、彼が流刑地で出会う関係の蓄積だ。
実録にオム・フンドという名前が残っているが、彼がなぜ危険を冒して上王の遺体を収拾したのかに関する記録は十分ではない。チャン・ハンジュン監督はその空白を映画的想像力で埋め、「数ヶ月」の時間を人物の信頼と忠心が積み重なっていく過程として拡張する。

初期反応が熱い理由もここから来ている。重い歴史素材の上にチャン監督特有の明るさが重なり、人物が生き生きと動くトーンを作る。オム・フンドは士族のような忠臣ではなく「村の人々のお腹を満たしたい」と思う世俗的な村長として設定され、流刑地を巡るアイロニーをコミカルにひねり出している。歴史的悲劇を単純に再現するのではなく、流刑地での関係劇として感情線を設計した選択が観客層を広げるポイントだ。
公開前試写会以降、メディア・評論家・実観覧客の好評が重なり、「公開後の口コミ」に対する期待も高まっている。予告編を見た観客の反応では「キャスティングがすごい」、「ただ見てください」、「今年の1,000万映画」といった強いコメントが続いた。

作品を巡る期待が単なる視聴回数やキャスティングの華やかさで終わらず、「完成度」と「演技アンサンブル」に広がっている点が目を引く。オールロケーションプロダクションを標榜し、資料調査と再現に力を入れ、俳優たちが国弓・王室礼儀などのディテールを引き上げるための準備過程を経たことも作品の質感に力を与えるところだ。
興行レースの鍵は公開後の初週だ。しかしD-1の時点で全体予約率1位を確保したという事実だけでも、『王と生きる男』はスタートラインですでに有利な位置を占めている。

旧正月の連休を前にした公開タイミング、歴史的悲劇を関係劇として再配置した大衆性、そしてユ・ヘジン・パク・ジフンを中心とした俳優たちの演技ドライヴまで。「1,000万」という大きな数字を口にする条件が重なった。『王と生きる男』は本日公開される。
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