劇場で5,000人の観客を集めるにとどまった韓国映画の一本がNetflixでサプライズ人気を得ている。

その正体はまさに10日、韓国Netflixに公開された独立映画『高糖度』だ。この作品はNetflix公開から1日である11日、「今日の韓国のTOP10映画」2位にランクインし、OTTチャートで逆転を果たした。
『高糖度』は昨年12月10日に劇場公開された際、観客数5,339人にとどまり、興行には失敗した。公開初期は週単位の観客が1,000人程度にとどまり、大衆の注目を集めることができなかった。しかし、公開から3か月後にNetflixで公開され、ランキング上位に上がり、反転の歩みを見せている。

この映画は、父の臨終を前に家族が集まる中で繰り広げられる物語を描いている。脳死状態の父を一人で看病してきた看護師ソニョン(カン・マルグム)の前に、父の臨終が近づいたという知らせを受けた弟イルフェ(ポン・テギュ)が現れ、物語は展開される。悪質な貸金業者に追われていたイルフェとその家族は、父の臨終と葬儀を行うために急いで集まる。イルフェの妻ヒョヨン(チャン・リウ)のミスで、あらかじめ作成していた訃報メッセージが知人に大量に送信され、甥ドンホ(チョン・スンボム)の医学部の登録金が切実な家族は、父がまだ生きているにもかかわらず葬儀の準備を急いで始める。弔慰金を狙った家族の選択が引き起こす予想外の騒動を描いた家族の悲喜劇だ。
ジャンルは現実的な経済的圧迫と家族の対立をブラックコメディとして描いている。上映時間は約88分で、日常的な空間の中で緊張感を持って展開される構成が特徴だ。

高評価の中心には俳優たちの演技力がある。カン・マルグムは看護師ソニョン役として繊細な感情表現とアンサンブルを導くリーダーシップのある演技で、作品全体のトーンを調整したと評価されている。ポン・テギュはこの作品を12年ぶりのスクリーン復帰作として選んだ。借金に追われる弟イルフェを演じ、より深まった演技力で細やかな感情の変化を描いたと評価されている。二人の姉弟の呼吸は「スポーツ映画のようなチームワーク」と比喩されるほど自然だという評判がある。

劇場で埋もれていた理由は明確だ。独立映画の特性上、マーケティングや上映館の確保で商業映画と競争するのが難しかったからだ。一方、Netflixのアルゴリズムは家族ドラマのファン層をターゲットに作品を露出させ、迅速にランキングを引き上げた。劇場でスクリーン数不足で機会を得られなかった作品が、OTT環境で再評価される逆転パターンをそのまま踏襲している。
NAVER映画の評価は7.79点で、劇場興行とは無関係にコンテンツ自体の完成度は認められた形だ。公開から1日でNetflix2位に浮上したこの作品が興行を続けられるか注目が集まっている。
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