俳優パク・ドンビンの死去の知らせが伝えられ、先天性心疾患を抱えて生まれ、数回手術を受けてきた幼い娘の話が共に知られ、哀悼の意が広がっている。

故パク・ドンビン氏は2020年に女優イ・サンイと結婚し、子供をもうけた。彼は2024年にチャンネルAのバラエティ番組『オ・ウニョンの重宝相談所』に妻のイ・サンイと共に出演した。この日の放映分で娘が妊娠7ヶ月の時に先天性複合心臓奇形と診断されたことを明かした。
段階的手術を受けなければ死亡に至る病だった。故パク・ドンビン氏と妻イ・サンイは手術を選択し、番組の出演時には3度目の手術を終えた状態だと伝えられた。
やや遅い年齢で父親になった故パク・ドンビン氏は不安だという心境も率直に吐露した。「娘が中学校に入学する年齢になると僕は66歳になるため、残された時間を考えさせられる」と言った。「父親としてうまくやれるか自信が大きく低下したようだ」と述べた。
「娘と共に文化センターを訪れた際におじいちゃんと間違えられたこともある」と話した。「娘が成長して父との年齢差を意識するようになった時、傷つかないか心配だ」と付け加えた。
最も不安な点は何かという質問には、「俳優には定められた定年がないが、収入が安定していないことが常に不安だ」と答えた。


京畿平沢警察署(キョンギピョンテク警察署)によると、故パク・ドンビン氏は4月29日の午後4時25分頃、京畿道平沢市の長安洞(チャンアン洞)にある商業施設内の食堂で亡くなっているのが発見された。享年56歳だった。連絡が取れず、現場を訪れた知人が発見した。
警察は他殺の疑いを見つけられず、死因を確認できるメモも出てこなかった。正確な死因と理由は調査中だ。
故パク・ドンビン氏が発見された場所は開業を準備していた韓国料理店だった。彼は生前のインタビューで、幼い頃から周囲に「『パク・デガムの食堂』を営む」と口癖のように言ってきたとし、俳優活動をしながら全国を回ったことで経験したのを食堂に盛り込みたいと明らかにしていた。5月初めのオープンを目指して準備中だったため、突然の訃報がより悲しく感じられている。
韓国で1996年に公開された映画『銀杏のベッド』でデビューした故パク・ドンビン氏は、1998年の映画『シュリ』で顔を知られるようになった。その後『火山高』、『燃ゆる月』、『ブラザーフッド』などの映画やドラマ『野人時代』で毒蛇役としてカリスマあふれる演技を見せ、一時注目を集めた。しかしその後しばらく無名に近い時期を過ごさなければならなかった。それから2012年のMBCドラマ『愛してたみたい~すべてを奪われた女~』でオレンジジュースをそのまま吐き出すシーンが大きな反響を呼び「ジュースおじさん」というあだ名と共に遅れて大衆に名前を知られるようになった。その後『みんなキムチ』、『偉大なる糟糠の妻』、『勇敢無双 ヨン・スジョン(原題)』などに出演し活動を続けていた。
故人の遺族は京畿道安城市(アンソン市)にあるドミン葬儀場に設けられた。出棺は5月1日の午前8時30分に行われ、遺体は用仁市(ヨンイン市)にある平穏の森を経てウソン公園墓苑に安置される予定だ。
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