プロレス界のレジェンドでありハリウッド俳優としても活躍するジョン・シナが、俳優キム・ムヨルの写真をSNSに投稿し、彼を「シャラウト」(shout-out・尊敬の表現)した。

ジョン・シナは10日、自身のSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)を通じてキム・ムヨルの写真を掲載した。しかし、コメントやハッシュタグは一切添えられておらず、なぜその写真を投稿したのかについて関心が集まっている。ジョン・シナは、アメリカのプロレス団体WWEで歴代最多となる17度の世界王座獲得を誇る元プロレスラーであり、現在はハリウッド俳優として活動している。『ワイルド・スピード』シリーズや『ピースメイカー』などへの出演でも知られている。
普段からジョン・シナは、特別なコメントを添えずに興味を持った人物やミーム(Meme)、コンテンツ画像をSNSで共有することで知られている。そのため今回の投稿についても、Netflixシリーズ『鉄槌教師』を視聴したことによる反応ではないかとの見方が出ている。
ジョン・シナはこれまでも、自身が「ARMY(BTSのファンダム名)」であることを公言したり、PSYをシャウトアウトしたりするなど、K-POPへの関心をたびたび示してきた。しかし、韓国人俳優の写真だけを単独で投稿したのは今回が初めてとされる。
これを受け、一部のネットユーザーからは、最近オンラインコミュニティなどで話題になっていた「そっくり説」を意識した投稿ではないかとの声も上がっている。キム・ムヨルの筋肉質な体格や鋭い眼差し、力強い雰囲気がジョン・シナと似ているという意見が相次いでいるためだ。
実際に、アメリカのオンラインコミュニティRedditや『鉄槌教師』のFacebook、TikTok公式アカウントなどでは、キム・ムヨルがジョン・シナに似ているという反応が見られていた。「『鉄槌教師』のキム・ムヨルは韓国版ジョン・シナのようだ。特に髪型が変わった時に似ている」「韓国版ジョン・シナ(Korean version ni John Cena)だ」といったコメントが投稿されており、TikTokでは「Kim Moo Yeol John Cena」という関連検索ワードまで生まれている。
キム・ムヨルとジョン・シナの比較が話題になったのは今回が初めてではない。キム・ムヨルが出演したNetflixドラマ『未成年裁判』の配信時にも、Netflix UKのFacebookアカウントなどで「韓国版ジョン・シナ(South Korean John Cena)」との反応が見られた。また、『Sweet Home -俺と世界の絶望-』関連動画にも、「目元がジョン・シナに似ている」といったコメントが寄せられていた。
Netflix『鉄槌教師』
キム・ムヨル、イ・ソンミン、チン・ギジュ、ピョ・ジフンらが出演するNetflixシリーズ『鉄槌教師』の勢いは依然として続いている。5日に配信開始された同作は、公開からわずか3日で640万視聴回数を記録し、先週のNetflixグローバルTOP10テレビシリーズ(非英語部門)で1位を獲得した。
韓国をはじめ、インド、インドネシア、マレーシア、フィリピン、シンガポール、タイなど10か国で1位を記録し、計48か国でTOP10入りを果たしている。
『鉄槌教師』は、度を越えた生徒や教師、保護者によって崩壊した韓国の教育現場と教権を守るために設立された教権保護局の活躍を描く作品である。公開後、一部の表現やエピソードをめぐって賛否が分かれているものの、痛快な展開と個性的なキャラクターによって高い人気を集めている。また、原作をめぐる論争とは別に、ドラマ作品そのものへの評価は好調だ。
海外メディアからの評価も続いている。アメリカの「Forbes」は、「今年配信された作品の中でも、最も巧みで完成度が高く、中毒性のある作品の一つ」と評した。さらに、「『鉄槌教師』は被害者たちの声に耳を傾けさせ、視聴者の心を揺さぶる。正義が失われた現実への怒りを呼び起こし、解決策が提示された瞬間には大きなカタルシスを与える」と高く評価した。

劇中の中心人物であるキム・ムヨルは、教権保護局の監督官「ナ・ファジン」役を演じ、強い存在感を示した。キム・ムヨルは先立って行われた制作発表会でナ・ファジンについて、「ナ・ファジンは一見すると少し怖そうに見えるかもしれない。しかし実際は近所の兄や親しみやすいおじさんのような人物だ。芯が強く、信念と意志を持っている」と紹介した。さらに、「被害者の立場を理解し共感するだけでなく、自ら責任を持って行動する人物だ。多くの人が求め、必要としているキャラクターだと思う」と語った。
一方、『鉄槌教師』は同名ウェブトゥーンを原作とする作品である。しかし原作では、生徒への体罰や人種差別、性差別などをめぐる議論が巻き起こり、ドラマ化に対する懸念の声も上がっていた。
これについてホン・ジョンチャン監督は、「原作に対する懸念は十分理解している。慎重かつ客観的な視点で作品と向き合い、良い物語を届けられるよう努めた」と説明した。
また、「『鉄槌教師』はエピソードごとに異なるジャンルの魅力を楽しめる作品だ。スピーディーに展開するストーリーも見どころの一つである。視聴者は笑い、怒り、そして爽快感を味わうことができるだろう」と作品の魅力を語った。
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