7月の始まりに合わせ、韓国の映画館にジャンルの異なる新作4本が並ぶ。ティモシー・シャラメ主演のドラマから、前作で人気を集めたホラーコメディの続編、文明崩壊後の世界を描く災害アクション、家族で楽しめるドラえもんの新作映画まで、幅広い観客層に向けた作品がそろった。
『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』では卓球にすべてを懸ける青年を描く
まず注目されるのは、ジョシュ・サフディ監督の『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』だ。卓球で人生を変えようとする主人公マーティ・マウザーが、屈辱的な敗北をきっかけに頂点を目指して突き進む姿を描く。
主演はティモシー・シャラメ。共演にはグウィネス・パルトロー、タイラー・ザ・クリエイター、アベル・フェラーラらが名を連ねる。同作は、第83回ゴールデン・グローブ賞ミュージカル・コメディ部門の主演男優賞や、第31回クリティクス・チョイス・アワード主演男優賞などを受賞し、公開前から注目を集めてきた。

『レディ・オア・ノット2』では死のゲームが再び始まる
2019年に独創的な設定で好評を得た『レディ・オア・ノット』が、続編『レディ・オア・ノット2』として戻ってくる。
前作で、結婚初夜に夫の一族が仕掛けた命懸けの「かくれんぼ」を生き延びたグレース。今作では、長く離れていた妹フェイスと再会した直後、謎の集団に連れ去られることから新たな恐怖が始まる。
舞台となるのは、世界を動かす上流階級の一族たちが集まる場所だ。終わったはずの死のゲームが再び幕を開ける。前作に続き、マット・ベティネッリ=オルピンとタイラー・ジレットが監督を務め、サマラ・ウィーヴィング、キャスリン・ニュートン、サラ・ミシェル・ゲラー、イライジャ・ウッドらが出演する。ホラーとブラックコメディを広げた続編として期待されている。

『グリーンランド2:マイグレーション』では文明崩壊後の過酷な旅が描かれる
災害アクションを楽しみたい観客には、『グリーンランド2:マイグレーション』がある。物語の舞台は、彗星衝突によって文明が崩壊してから5年後の世界だ。
放射能を帯びた嵐から逃れ、地下バンカーで生き延びてきたジョンと家族は、地震と物資不足によって避難先に限界が迫る中、荒廃したヨーロッパへ向かうことになる。
彼らが目指すのは、人類最後の希望の地とされる「クレーター」だ。道中では、予測できない自然環境や生存者たちの脅威が待ち受ける。上映時間98分の中で、崩壊した世界を生き抜こうとする家族の旅がテンポよく描かれる。前作に続き、リック・ローマン・ウォーが監督を務めた。

『映画ドラえもん 新・のび太の海底鬼岩城』では海底の大冒険がよみがえる
家族連れに向けた作品としては、『映画ドラえもん 新・のび太の海底鬼岩城』も同じ日に公開される。同作は、1983年公開の映画ドラえもん第4作『のび太の海底鬼岩城』をもとに、新たに作られたシリーズ45作目の映画だ。
物語は、夏休みのキャンプ先をめぐって意見が分かれたのび太たちが、ドラえもんの提案で海へ向かうことから始まる。海底を舞台にした冒険の中で、「水中バギー」や「テキオー灯」などのひみつ道具が登場し、謎の少年エルとの出会いをきっかけに、地球の運命をかけた物語が動き出す。
海の底に眠るムー大陸、そして謎の鬼岩城をめぐる冒険を通じて、のび太たちの友情と勇気が描かれる。

7月1日に公開される4本は、それぞれ異なる魅力で夏の映画館を盛り上げる。ドラマ、ホラーコメディ、災害アクション、アニメーションと選択肢が幅広く、観客は好みに合わせて作品を選べる。
本格的な暑さが始まる中、韓国の映画館では7月最初の週末に向けた新作競争が動き出す。4本のうちどの作品が観客を集めるのか、ボックスオフィスの行方にも関心が集まりそうだ。
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