
ヨン・サンホが参加し、韓国と日本の制作陣が手を組んだ大型プロジェクトが公開された。
Netflixシリーズ『ガス人間』が7月2日、全世界で同時配信された。同作は、1960年に公開された東宝の特撮映画『ガス人間第一号』を現代的に再解釈した全8話の犯罪スリラーだ。
原作の基本設定を受け継ぎながらも、物語は完全オリジナルストーリーとして再構成されており、配信前から関心を集めていた。
ヨン・サンホと片山慎三がタッグを組んでいる
同作が注目されている理由の一つが、ヨン・サンホの参加だ。ヨン・サンホは映画『新感染 ファイナル・エクスプレス』で韓国国内の観客動員1,000万人を突破し、Netflixシリーズ『地獄が呼んでいる』、『寄生獣 -ザ・グレイ-』なども手がけてきた。
さらに最近は映画『群体』を通じて、ジャンル作品での演出力を改めて示した。同作は第79回カンヌ国際映画祭のミッドナイト・スクリーニング部門に招待され、韓国国内でも570万人を超える観客を動員した。
『新感染 ファイナル・エクスプレス』以降、グローバル市場で存在感を見せてきたヨン・サンホの新作という点も、『ガス人間』への期待を高めている。今回のドラマでは、エグゼクティブプロデューサーと脚本を担当した。

監督は、日本で人間心理を緻密に描く作品で評価されてきた片山慎三が務めた。片山監督はDisney+シリーズ『ガンニバル』、映画『岬の兄妹』、『さがす』などで、独特の空気感と緊張感のある演出を見せてきた。『ガス人間』ではヨン・サンホとの協業により、新たな犯罪スリラーを完成させた。
制作方式も異例だ。韓国のコンテンツ制作会社WOW POINTが、日本の映画会社である東宝とともに企画・制作を進め、Netflixを通じて世界である東宝とともに企画・制作を進め、Netflixを通じて世界190以上の国と地域に同時配信された。韓国の制作会社が日本のIPを活用し、日本の俳優と制作陣を中心に大型オリジナルシリーズを作り上げた点でも、業界の関心を集めている。
『ガス人間』とは
『ガス人間』は、殺人を予告した後、痕跡を残さず姿を消す正体不明の存在「ガス人間」を追う物語だ。事件を追う刑事と記者を軸に、警察、メディア、犯罪組織、政治権力が絡み合い、単なるミステリーにとどまらない社会的な緊張感を描いている。
主演陣も豪華だ。刑事の岡本賢治役は、日本を代表する俳優の小栗旬が演じる。小栗は『花より男子』シリーズ、『クローズZERO』、『新解釈・三國志』など幅広い作品で活躍してきた。近年はNetflixシリーズ『匿名の恋人たち』でハン・ヒョジュと共演し、韓国でも話題を集めた。
真実を追う記者の甲野京子役は、蒼井優が演じる。日本アカデミー賞での受賞歴を持つ蒼井は、現実味のある感情表現で物語の中心を支える。
広瀬すずと林遣都は、事件の手がかりを握る動画配信者の兄妹として登場する。これまでのイメージとは異なる役どころで、新たな一面を見せる。竹野内豊は元ヤクザの上場企業社長を演じ、重厚な存在感を加えている。

物語の核心となる「ガス人間」は、モデルのUTAが演じる。本作で本格的に俳優デビューを果たすUTAは、特殊メイクとVFXを通じて、これまでの日本コンテンツではあまり見られなかった独特のキャラクターを作り上げた。
シリーズの見どころの一つは、映像表現だ。VFXは、映画『ゴジラ-1.0』で日本映画として初めてアカデミー視覚効果賞を受賞した白組が担当した。実際の俳優の動きとデジタル効果を組み合わせて描かれた「ガス人間」のビジュアルは、予告編の段階から話題を集めていた。
音楽も作品の雰囲気を作る重要な要素になっている。サザンオールスターズの代表曲「いとしのエリー」が、物語のキーソングとして使用された。長年にわたって愛されてきた名曲が連続殺人事件と結びつき、物語の重要な手がかりとして機能する。
Netflixは、圧倒的な映像表現と時代を超えて愛される名曲が合わさることで、これまでにないジャンル体験を届ける作品だと紹介している。
近年、Netflixは韓国と日本の制作陣による共同プロジェクトを相次いで広げている。『ガス人間』は、日本の原作と俳優、韓国の制作システム、グローバルOTTプラットフォームが結びついた作品としても注目されている。
『ガス人間』は全8話で構成されており、7月2日からNetflixで世界配信されている。
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