世界中の映画ファンに愛され続けてきた香港コメディアクションの名作『少林サッカー』が15日をもってNetflixでの配信を終了する。

2000年代初頭に公開され、一時代を築いたチャウ・シンチー監督の代表作『少林サッカー』は繰り返し鑑賞するファンも多い作品だけに、手軽に視聴できる機会が減ることを惜しむ声が上がっている。
カンフーとサッカーを融合…隠れた達人たちの物語が共感呼ぶ
『少林サッカー』が長年にわたり支持されてきた背景には、チャウ・シンチー監督ならではの独創的な演出がある。
物語は少林拳を習得しながらも貧しい生活を送る青年シンが、落ちぶれた元サッカー選手ミンと出会うことから始まる。

単なる娯楽映画にとどまらず、厳しい現実を生きる人々に爽快感と共感を与える作品として高く評価されてきた。
作品の評価は国内外ともに高い。映画レビューサイトのロッテン・トマトでは評論家支持率(トマトメーター)89%、観客スコア(ポップコーンメーター)84%を記録し、5万人を超えるユーザーから支持を集めている。
韓国の映画レビューサイトでも10点満点中8.97点という高評価を獲得している。
受賞歴も華々しい。2001年の台湾・金馬奨では視覚効果賞を受賞し、翌2002年の香港電影金像奨では作品賞、監督賞、助演男優賞を受賞するなど高い評価を受けた。
公開から20年以上が経った現在も「30回以上見た」というレビューが投稿されるなど、色褪せない人気を誇っている。
Netflixでの配信終了を目前に控え、改めて作品を視聴するファンも増えている。上映時間は約1時間51分で夜や週末にも気軽に楽しめる作品だ。
チャウ・シンチー監督の代表作
『少林サッカー』の配信終了を惜しむファンには、チャウ・シンチー監督のほかの代表作もおすすめだ。
代表作として挙げられるのが、2005年公開の『カンフーハッスル』だ。『少林サッカー』で見せたカンフーとコメディーの融合をさらに発展させた作品として知られ、1940年代の上海を舞台にした迫力あるアクションとCG演出で高い評価を受けた。
また、1995年公開の『チャイニーズ・オデッセイ』シリーズは、チャウ・シンチー監督の作品を代表するコメディとして知られ、ユーモアの中に切なさや哲学的なテーマを織り込み、今なお多くの映画ファンに愛されている。
さらに、2000年公開の『喜劇王』は端役俳優の悲哀や演技への情熱を自伝的な視点で描いた作品で、チャウ・シンチー監督の世界観を知る上で欠かせない一本とされている。
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