ウラジーミル・プーチンロシア大統領は、24年ぶりの北朝鮮訪問を控え、18日に朝鮮労働党機関紙「労働新聞」に掲載された寄稿文を通じて、北朝鮮とのさまざまな協力策を提案し、西側諸国の制裁に共同で対応することを強調した。
プーチン大統領は、「ロシアと北朝鮮:長年にわたる友好協力の伝統」というタイトルの寄稿文で、北朝鮮との貿易および相互決済メカニズムを西側諸国の支配から脱却し、発展させる意志を明らかにした。
「西側諸国に支配されない貿易および相互決済メカニズムを発展させ、不当な一方的制限措置に共同で反対していく」と述べ、共同で国際社会の制裁に対応していく立場を明らかにした。
また、プーチン大統領は、「ユーラシアにおける平等かつ不可分の安全保障の構造を形成していく」と述べ、国際関係をより民主的で安定したものにするために、北朝鮮と緊密に協力する意思があると強調した。
さらに、人的交流、高等教育機関間の科学活動の活性化、相互観光旅行、文化・教育、青年とスポーツの交流など、多様な分野での協力を強化する計画であると語った。
プーチン大統領は、過去70年間の北朝鮮の支持に感謝の意を表し、ウクライナ戦争に対する北朝鮮の支持を高く評価した。彼は、「北朝鮮がウクライナで行っているロシアの特殊軍事作戦を堅固に支持する。主要な国際問題に対して我々との連帯を示し、国連の舞台で共同の路線と立場を保持していることを高く評価する」と述べた。
また、プーチン大統領は、平壌(ピョンヤン)は何時も信頼できる同志及び支持者であり、正義と主権の尊重、相互の利益への配慮に基づく多極化な世界秩序を確立するために、「西側集団」の欲求に抵抗する用意があると述べ、西側諸国を批判し北朝鮮との連帯を強化することを宣言した。
「ロシアは何時も、ずるく危険で侵略的な敵との対決で、自主と独自性、発展の道を自由に選択する権利を守る闘争で、朝鮮民主主義人民共和国と英雄的な朝鮮人民を支援してきた、そしてこれからも支援し続ける」と強調した。
プーチン大統領は今夜、平壌に到着し、1泊2日の日程で北朝鮮を国賓として訪問する。プーチン大統領と金正恩(キム・ジョンウン)北朝鮮国務委員長が包括的な戦略的パートナーシップ協定を締結する可能性も高いと予想されている。
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