1日午前(現地時間)米・ラスベガスのトランプホテル前でテスラのサイバートラックが爆発し、1名が死亡、7名が負傷するという事件が発生した。
1日午前(現地時間)米・ラスベガスのトランプホテル前でテスラのサイバートラックが爆発し、1名が死亡、7名が負傷したというニュースをニューヨーク・タイムズ(NYT)やABCニュースなどが一斉に報じた。ラスベガス警察は本件をテロによる犯罪の可能性があるとみなし、捜査を進めているという。
爆発は、ある運転手がトランプホテルのバレーパーキング区域に車を停める瞬間に発生した。車両の爆発により運転手は現場で死亡し、付近にいた7名が軽傷を負った。爆発直後に火は消し止められたが、警察は現場を封鎖し、一般人の立ち入りを禁止していると伝えられている。
現在、捜査チームは爆発の原因究明に全力を注いでおり、車両の欠陥による爆発なのか、それとも外部要因によるものなのかは未だ確認されていない。ABCニュースによると、爆発したサイバートラックには大型の花火型追撃砲が積まれていたという。警察は運転手が意図的に爆発を引き起こしたのか、その動機も含めて解明を進めているとされている。
爆発したサイバートラックは、カーシェアリングプラットフォーム「Turo(トゥーロ)」を通じてレンタルされた車両であった。同プラットフォームがニューオーリンズでの致命的な攻撃事件でも使用されていたことから、今回の爆発との関連性についても調査されているという。
テスラのCEOであるイーロン・マスク氏は、今回の事件について「弊社は現在、当問題について調査中である」とし「我々はこのような事態を目にしたことがない」と語った。彼は、X(旧ツイッター)を通じて「爆発は大型の花火または車両の荷台に積まれていた爆弾によるもので、車両とは無関係だ」と付け加えた。しかし、彼の発言の真偽はまだ確認されていないものだという。
トランプホテル関連の事件は過去にも頻発しており、ドナルド・トランプ次期大統領の当選自体がセキュリティにおける脅威をさらに高めている状況でもある。爆発後、トランプ次期大統領の息子であるエリック・トランプ氏は「宿泊客とスタッフの安全が最優先である」と述べ、消火活動と捜査に尽力した関係当局に謝意を表した。
また、バイデン大統領が今回の事件に関する報告を受け、ホワイトハウス側は必要に応じて連邦レベルの支援を提供する準備が整っていると明らかにした。
ラスベガス市民には現在、事件現場から離れるよう注意が施されている。治安当局は、当事件が追加の脅威をもたらす可能性は低いとみているが「まだ確実とは言えない」とし、慎重な姿勢を保っているという。
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