1週間以上も続いている山火事の中、最前線で奮闘する消防隊員たちが劣悪な待遇に置かれている実態が明らかになり、世間からは同情や懸念の声が広がっている。
連日の厳しい消火活動の末、満足な食事すら支給されない状況で耐え続けている消防隊員たちの姿が、各種オンラインコミュニティやSNSを通じて伝えられている。
ある「X(旧Twitter)」のユーザーは去る25日、自身のアカウントに疲労困憊した消防隊員たちの様子を捉えた写真を投稿した。この写真は、複数のオンラインコミュニティで急速に拡散しているという。


彼が投稿した2枚の写真には、消火作業を終えた後、道路に横たわり、束の間の休憩を取る消防隊員たちの姿が写っていた。極度の疲労で目を開けることさえままならない隊員たちが、煤で汚れた防火服を着たまま地面に横たわっている様子であった。
また同日、「Threads」には、山火事の消火作業を終えた消防隊員に支給された簡素なお弁当の写真が投稿された。現役の消防士だと名乗る投稿者は「午後2時から午後8時まで消火活動を行った消防隊員の夕食です」と説明のコメントを添えていた。

彼が投稿した写真には、2つの使い捨て容器に少量の豆の煮物とキムチ、そしてご飯が入ったわかめスープが写っていた。約6時間にわたって消火作業にあたった消防隊員の食事としては、あまりにも乏しい量であった。
投稿者は「ごちそうとは言わなくても、せめて定食程度の食事くらいは支給できるのではないか」とし「場所は明かせないが、山火事現場から送られてきたものだ」と付け加えた。
この投稿を見た「Threads」のユーザーたちは、「刑務所の食事よりひどいなんてありえない」「胸が痛い」「消防士の待遇改善にもっと目を向けてほしい。寄付金は一体どこに使われているんだ」などの反応を示した。
さらに、この投稿に触れた「X(旧Twitter)」のあるユーザーも「衝撃的な実話です。うちの父も(山火事現場に)出動したのですが、昼食か夕食にキンパを1~2本もらったそうです」とし「寄付金を受け取ったのなら、一刻も早く消防隊員たちに食事や支援物資を届けてほしいです」と怒りをあらわにした。

また、消防士であり、作家としても活動しているペンネーム「ペクギョン」さんは、27日に自身の「X(旧Twitter)」にこう綴った。「親しい同僚が山火事の支援から戻ってきた時に『俺、殉職するかと思った』と言ってきた。最初は冗談かと思ったが、焼け焦げた消防車を見て、本当のことだったんだと分かった」と語った。
さらに「雨が降って火が収まったら、その友人を家に招待しようと思う」とし「『生きてくれてありがとう』なんて気恥ずかしくて言えないから、代わりに焼肉をたっぷりと用意しておもてなししようと思う」と述べた。そして投稿には、実際に火災で黒く焦げた消防車の写真が添えられていた。
一方、昨夜から今朝にかけて、慶尚北道の5つの地域に広がった山火事の消火率は60%台から80%台へと上昇したと伝えられている。28日、山林庁によると、この日の午前5時の時点で義城95%、青松89%、安東85%、英陽76%、盈徳65%で、平均すると約85%に達しているという。
ただし、これらの地域における山火事の被害面積は、合計4万5157ヘクタールにものぼる。前日午後4時の時点の3万5974ヘクタールと比べて約1万ヘクタールも拡大しており、過去最大規模であった2000年の東海岸山火事(2万3794ヘクタール)の約2倍に達する深刻な被害となっている。
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