SBS金土ドラマ『私と結婚してくれますか?』(演出:ソン・ヒョヌク、ファン・イニョク、脚本:イ・ハナ)が放送8回目で最高視聴率10%を突破し、上昇傾向を維持した。競争作『テプン商事』を最高視聴率区間で抜き、反転の主人公となった。

ニールセン・コリアによると、1日に放送された第8話は全国基準で最高視聴率10.9%を記録。首都圏の平均は7.7%、全国平均は7.4%、20~49歳視聴率は最高2.62%に達した。これは、同日に放送されたtvN『テプン商事』第7話の最高視聴率9.3%(全国基準)を上回る数字である。平均視聴率では依然として『テプン商事』(8.2%)がわずかに先行しているが、瞬間最高視聴率区間では『私と結婚してくれますか?』が逆転に成功し、「大反転」を生み出した。
この日の放送は、キム・ウジュ(チェ・ウシク)とユ・メリ(チョン・ソミン)の真心が触れ合う瞬間を描き、ロマンスの感情線を最大限に表現した。互いの気持ちを確認した二人は、ついに「偽装新婚」という仮面を脱ぎ、本当の恋愛を始める。葦の畑を歩くシーンは、この回の名場面として挙げられる。星明かりの下で、メリの「お父さんが星になって、途方に暮れるたびに光になってくれる気がする」という言葉に対し、ウジュは「じゃあ、僕が灯台になるよ。メリさんの隣にぴったり立っているから」と返し、告白を伝えた。

本格的な恋愛1日目に突入したウジュとメリは、視聴者に温かな微笑みを届けた。会議中でさえ、「今日はどうしてこんなに綺麗ですか」、「僕たち二人だけでランチを食べましょう」と、愛を隠さないウジュの直球の告白がときめきを呼んだ。メリの実家に一晩お世話になったウジュは、義母オ・ヨンスク(ユン・ボギン)に「大切にするのは僕の専門です」と語り、笑いを誘い、追悼公園でメリの父に挨拶して関係を公式化した。
しかし、ロマンスの甘美さも束の間、予想外の危機が訪れた。メリの前婚約者ペク・ウジュ(ソ・ボムジュン)が、二人の「偽装新婚」の事実に気づき、場の空気が一変する。「偽の新婚生活、楽しかった?」というソ・ボムジュンの鋭いセリフと呆然とするメリの表情、そして何も知らずに近づくキム・ウジュの微笑が交錯し、緊張感は最高潮に達した。三者の関係が爆発寸前に置かれ、劇への没入感が一気に高まった。

一方、ミョンスン堂を巡る権力闘争も徐々に明らかになった。資金横領を主導したと見られるチャン・ハング(キム・ヨンミン)が、愛人ミンジョン(ユン・ジミン)と会い、「もう遅すぎる。手を打つ方法はないだろう」と語るシーンは、不安を呼び起こした。ロマンス中心の展開の中にもミステリー要素を加えることで、劇の立体感を増している。
視聴者の反応も非常に熱く、放送直後にはオンラインコミュニティで「穏やかなようで致命的なチェ・ウシクのロマンス」、「チョン・ソミンの目線だけで感情が伝わってくる」、「ときめきと危機が完璧に共存した回だった」といった声が相次いだ。特に、「現実の恋愛感情が細部にわたって表現されている」という評価が多かった。
演出を担当したソン・ヒョヌク、ファン・イニョク監督は、感情の流れを繊細に捉え「現実的な甘さ」を実現。イ・ハナ作家のセリフも、現実の恋愛における微妙な温度差を捉え、視聴者の共感を呼んだ。甘さと緊張のリズムが絶妙に調和し、視聴者の滞在時間を大いに引き上げたとの評価だ。

『私と結婚してくれますか?』は、単なるロマンスに留まらず、傷や誤解を乗り越えて成長する登場人物たちの感情物語として深い余韻を残す。互いの関係の中で真心を学び、偽装された関係の中で本当の愛を見出す物語は、「私たちの物語のようだ」という共感を呼び起こしている。
一方、『私と結婚してくれますか?』は、毎週金・土曜日の夜9時50分にSBSで放送されている。
最高視聴率で『テプン商事』を超え、大反転を遂げた『私と結婚してくれますか?』が、次回どのような感情の波と危機に直面するのか、視聴者の期待が高まっている。
※ SBSドラマ『私と結婚してくれますか?』(ニールセン・コリア提供、全国基準)
-第1話(10.10) 5.6%
-第2話(10.11) 6.4%
-第3話(10.17) 6.1%
-第4話(10.18) 5.6%
-第5話(10.24) 7.5%
-第6話(10.25) 7.1%
-第7話(10.31) 6.5%
-第8話(11.01) 7.4%
		
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