19禁という点がむしろ話題を集めている。公開前にもかかわらず韓国内外の視線を奪っているNetflixの新作ドラマがある。チョン・ドヨンとキム・ゴウンのツートップで完成したミステリースリラー『告白の代価』だ。メインポスターと予告編が公開されるや否やオンラインは熱気に包まれ「これは絶対に見たい」という反応が相次いでいる。

『告白の代価』(脚本:クォン・ジョングァン、演出:イ・ジョンヒョ)は、夫殺害の容疑者にされたユンス(チョン・ドヨン)と、魔女と呼ばれる正体不明の人物モウン(キム・ゴウン)が絡み合いながら展開する危険な取引を描く作品だ。一歩先も読めない心理戦、自白を媒介にした歪んだ取引、互いに銃口を向ける2人の張りつめた緊張が物語を牽引する。ジャンルとしての魅力だけでなく、2人の共演自体が作品を公開前から爆発的な話題作へと押し上げた。
公開されたメインポスターでは2人の対比が際立つ。血のついた服で壁に身を寄せ、涙をこらえるユンスと、感情を読み取れない冷たい表情のモウンが互いを見るように立つカットからは、不吉な空気が濃密に漂う。「誰もが支払わなければならない自白の代価」という文言は、2人の選択がどのような破局を招くのかを暗示し、緊張を一気に高める。

予告編はさらに直接的だ。夫殺害の罪で一審にて無期懲役を言い渡されたユンスの前に、突如現れたモウンが告げる。「お姉さんの旦那、私が殺したって自白してあげる」しかしその代価として、モウンは衝撃的な条件を突きつける。「私が殺せなかった人を代わりに殺して」19禁指定の理由が一目で分かるほど強烈な設定に加え、感情の気配すら消したキム・ゴウンの眼差しが画面を支配する。続くカットではユンスの揺れる感情と追い詰められた表情が描かれ、ユンスがこの提案を受け入れたのかどうかへの好奇心を刺激する。
2人の危険な取引を追うために登場する検事ペク・ドンフン(パク・ヘス)は、モウンの自白を疑いながらもユンスへの不信感を捨てきれない。ユンスの弁護士チャン・ジョング(チン・ソンギュ)、モウンの弁護士チン・ヨンイン(チェ・ヨンジュン)が加わり、事件はさらに複雑に、深く絡み合っていく。予告編後半で響く「あなたが死ななきゃ、私たちは生きられない」「今度はお姉さんが応える番ですよ」という2人のセリフは、この作品の核である「危険な取引」がどんな破局へ向かっているのかを端的に示す。
チョン・ドヨンとキム・ゴウンの再会も見逃せない。2人は2015年の映画『メモリーズ 追憶の剣』以来、正確に10年ぶりの共演となる。演技力のみで業界を代表する2人が同じ作品で真正面からぶつかるという事実は、公開前から強い関心を集めていた。チョン・ドヨンは今年『イルタ・スキャンダル~恋は特訓コースで~』で見せた温かな母性イメージを完全に消し、再び鋭い感情演技へと戻ってきた。切迫・怒り・恐怖が入り混じる表情だけでキャラクターの内面を説得力たっぷりに描き出す。

キム・ゴウンも大胆な変身を選んだ。短いショートカット、無表情に宿る冷たさ、感情を読ませない声色と視線まで、従来作品とは全く異なるキャラクターを作り上げた。最近『ウンジュンとサンヨン』で深い感情線を見せたのに続き、今回は極端なキャラクターで領域を広げ、俳優としての幅を改めて証明している。
また、パク・ヘス、チン・ソンギュ、チェ・ヨンジュンといった実力派俳優も合流し、作品の重厚さを支える。『愛の不時着』『グッドワイフ〜彼女の決断〜』『イ・ドゥナ!』などを成功させたイ・ジョンヒョ監督の演出が重なり、期待値は最高点に達している。
興味深い裏話もある。『告白の代価』は当初ソン・ヘギョとハン・ソヒの組み合わせで進められていたプロジェクトだったが、2人の出演が白紙となった後、チョン・ドヨンとキム・ゴウンでラインナップが再編された。初期キャスティングが頓挫したドラマは勢いを失うケースが多いが、この作品は再誕生レベルで新たな色を帯び、より完成度の高い組み合わせになったとの評価が出ている。
すでに視聴者の反応も爆発している。「2人の演技勝負が楽しみ」「Netflixが年末に大物を投下した」「チョン・ドヨンとキム・ゴウンは無条件で見る」「韓国スリラーの本質を見せる作品になりそう」などのコメントが相次いでいる。「予告編だけで没入感がすごい」という声も多い。

19禁の表現、豪華キャスト、ジャンルとしての完成度、俳優たちの圧倒的な変身、この4要素が揃い『告白の代価』は公開前からすでに一度「爆発」した。Netflixは12月5日に本作を公開する。今年最後の月に、韓国スリラーの真価を再び示す作品が誕生するのか注目される。
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