共に民主党のパク・ソンジュン院内首席副代表が、尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領の非常戒厳再宣布の可能性について述べた発言が注目を集めている。
4日「オーマイTV」の生放送で、非常戒厳解除決議案が可決された国会の現場の様子が報じられた。司会者は「民主党のパク・ソンジュン院内首席副代表が国会本会議で、尹錫悦大統領が再び非常戒厳を宣布する可能性があるという衝撃的な発言をした」と述べた。
また、パク副代表は「非常戒厳軍は撤収したものの、未だに緊迫した状況である」とし「秘書陣や国会議員らはまだ国会を守っている状態だ」と付け加えた。
この日国会は本会議を開き、3日の夜、尹錫悦大統領が宣布した非常戒厳に対する解除要求案を出席議員190名満場一致で可決した。
ウ・ウォンシク国会議長は4日の明け方1時59分に、大統領と国防部長官に戒厳解除要求通知書を送付したことを明らかにした。
ウ議長は「戒厳法第11条により国会が戒厳解除を要求した場合、大統領は速やかに戒厳を解除し、これを公示しなければならない」とし「大統領はこの戒厳法に従うべきだ」と強調した。
特に、ウ議長は尹錫悦大統領が戒厳法第4条に違反したと指摘した。「尹大統領は戒厳を宣布したが、国会に通告していない。これは大統領の責任である」と述べ、解除要求決議案の提出理由について説明した。
憲法第77条5項では、国会在籍議員の過半数が賛成の意を表した場合、大統領は戒厳を解除しなければならないと規定されている。また戒厳法も、国会にて解除が要求された際には大統領は速やかに当内容に従わなければならないとされている。ただし、解除には国務会議の審議が必要となっている。
決議案可決に関して、大統領府側からは何も意見表明がなされない中、国防部は大統領が戒厳令を解除するまで戒厳状態を維持すると発表した。
さらに、4日午前2時30分の時点で非常戒厳令を維持している状況だとし、大統領が戒厳令を解除するまで戒厳状態を維持し続け、戒厳司令部も維持させる方針だと述べた。
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