tvN 月曜・火曜ドラマ『巫女と彦星』がハッピーエンドで完結した。

8週間放送された本作は、29日の最終回で首都圏5.1%、全国4.9%の視聴率を記録し、自己最高の成績を収めた。なお、放送期間中、同時帯の視聴率1位を維持し、安定した流れで完走した。シャーマニズムとロマンスを融合した本ドラマは、初期は独特の世界観で注目を浴びたが、中盤以降、登場人物の感情の対処や物語構成が本格的に説得力を増していった。特に後半は、「救済」「責任」「感情の対処」といったテーマを正面から扱い、深い余韻を残した。 最終回では、核心人物であるペ・ギョヌ(チュ・ヨンウ)と パク・ソンア(チョ・イヒョン)、さらに悪鬼ボンス(チュ・ヨンウ)とヨムファ(チュ・ジャヒョン)の物語が整理された。悪鬼に取り憑かれたソンアを救うため、 ギョヌは自らを犠牲にし、 ボンスは自信を呼び出したヨムファと共に去って行った。その選択は、単なる悲劇的結末ではなく、それぞれが負う責任への重い応答であった。

ソンアは、後になってギョヌの犠牲に気づき、神の前でひざまずき祈りながら運命を再び受け入れる。「まだできる」という切実な言葉は、苦悩を信仰で乗り越える場面として描かれ、その後、神母やその他の神々の呼びかけにより、彼女は再び巫女の道を選んだ。そして、数年後を舞台にしたエピローグで、二人の現在を描く。アーチェリー代表となったギョヌと、シャーマニズムの道を歩み続けるソンアが再会し、互いの存在を確かめながら別れの悲しみを癒していく。エンディングはハッピーエンドとなっているが、感情に頼らず、十分な物語的過程を経た結末として説得力がある。さらに俳優たちの演技がこの完成度を支えている。 チュ・ヨンウは、本作でギョヌとボンスの二役を一人で演じ、作品の中心を担った。眼差しや話し方、感情の重みを巧みに表現し、二人の明確な隔たりを作り出した。

また、彼の多彩な演技は作品の没入感を高め、俳優としての可能性も示した。実際、チュ・ヨンウは『オク氏夫人伝 -偽りの身分 真実の人生-』や『トラウマコード』など、最近の作品で多様な役柄をこなし、人気と実力の両面で評価されている。放送終了直後、グッドデータコーポレーションFUNdexで出演者話題性1位となったこともその証である。チョ・イヒョンも本作を通じて演技の幅を広げた。シャーマニズムという非日常的設定の中で、感情を抑えながらソンアを節度ある方法で表現し、自然な共感を呼び起こした。tvN復帰作であり、『今、私たちの学校は…』以降に彼女の実力を改めて証明する機会となった。さらに、ヨムファ役のチュ・ジャヒョンは、本作で最も幅広い感情表現を見せた。子を失い堕ちた巫女であり、復讐と罪の意識を背負うヨムファは、一見すると単なる復讐霊に見えかねないが、バランスの取れた感情表現で共感を呼ぶ人物となっている。「生きることが怖くて、死ぬことが怖いとは思わなかった」というセリフの感情を、自然かつ説得力をもって引き出し、感情で語る演技によりドラマの頂点を演出した。

『巫女と彦星』は、ファンタジーと現実の間で人物中心の物語を貫いた。シャーマニズムという韓国的素材を活かしながら、各登場人物の苦悩と選択を通じて関係や責任の重さを描き、後半でもバランスを失わなかった点が高く評価される。放送後、視聴者からは「泣きながら見た」「もっと見たい」「久しぶりに没入できるドラマ」「ボンスのシーンがあまりにも悲しかった」「実際に泣きながら見た人が多い」「最終回を大切に見た」「最後のキスシーンが幸福だった」「チョ・イヒョンがとても愛おしい」「終わってしまって悲しい」「これから何を見ようか」「これからどんな楽しみがあるのか」といった声が寄せられ、「今後のシャーマニズムドラマはこれ以上でなければならない」という評価もあった。

『巫女と彦星』は、最後まで作品のトーンとリズムを乱さず、初めに提示された世界観と人物関係を貫いた。物語の締めくくりが過剰にならず、感情的充足と完成度の双方で明確な成果を収めた。
コメント0