韓国の有名アーティスト・G-DRAGON(ジードラゴン)が、務安行き済州航空旅客機の事故当日に1枚の白黒写真をSNSに投稿し、犠牲者に対する追悼の意を表した。
G-DRAGONは去る29日、自身のインスタグラムに黄色いリボンの絵文字と共に白黒のデイジーの画像を投稿した。希望と平和の象徴であるデイジーは、普段からG-DRAGONが自分自身を表す画像としてよく使用しているものだが、この日は白黒カラーに加工されたデイジーの画像を通じて事故に対する哀悼の意を表したのだ。特にコメントは添えられていなかったものの、白黒の写真1枚に込められた悲しみが多くの人々の胸を締め付けた。当投稿内容を見たファンたちは「謹んでお悔やみ申し上げます」「海外でこのニュースを見て、とても悲しい気持ちになりました。二度とこのような事故が起きませんように…ご冥福をお祈りします」「心よりご冥福をお祈りします」「韓国のために祈ります」「本当に悲しい一日でした。謹んで故人のご冥福をお祈りします」「天国で安らかにお眠りください」「胸が痛みます…遺族の方々は、どうかお力を落とされませんように」などのコメントを残し、追悼の意を示した。
先に同日の午前9時3分頃、タイ・バンコクを出発した務安国際空港行きの済州航空7C2216便が着陸過程でランディングギアが正常に作動しななかったことにより滑走路の外壁に衝突するという事故が発生した。衝突直後、航空機は尾部を除く機体のほとんどが炎に包まれたという。この事故により、搭乗者181人のうち尾部で救助された乗員2人を除く全員が死亡したことが明らかにされた。
事故発生の翌日である30日午前7時25分基準、死亡者179人のうち140人の身元が確認されたと報じられた。現在は165人の遺体が仮安置所に収容されているという。当局は引き続き身元確認と検視作業を行い、遺族に順次遺体を引き渡す予定だと発表した。
今回の事故は韓国の航空機事故のうち史上最大の人的被害を記録したものと言われている。韓国政府は、1月4日24時までを国家追悼期間として指定した。
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