最近、韓国の忠北・清州が世界中の旅行者から旅行地として注目を集めているということが明らかになった。
デジタル旅行プラットフォーム「アゴダ」の発表によると、清州は宿泊予約ランキングで16ランクを上り詰めたことで19位となり、訪韓外国人の間で新たな人気旅行地として定着したという。
清州はソウル、大田、大邱など主要都市へアクセスしやすく、旅行者にとって理想的な拠点として評価されている。特に、Netflixドラマ「ザ・グローリー」のロケ地として知られ、世界中のK-ドラマファンから注目を集めているのだ。
「ザ・グローリー」の主人公ムン・ドンウン(ソン・ヘギョ)とチュ・ヨジョン(イ・ドヒョン)が囲碁を打つシーンは中央公園のイチョウの木の前で撮影されたのだが、この木は忠北記念物第5号に指定されているイチョウで、清州を象徴する史跡の一つであるという。
清州の魅力は、交通の利便性や大衆向け文化コンテンツにとどまらない。清州市が行っている多様な都市再生プロジェクトが、街の魅力をさらに高めているのだ。特に相当区の中央公園は、夜間景観とフォトスポットの整備事業を通じて現代的な空間へと生まれ変わる予定だという。5億ウォン(約5,300万円)の予算を投じたこの事業は、今年9月の完成を目標に進められている。中央公園は兵馬節度使営門、斥和碑など歴史的遺跡が残されている場所で、壬辰倭乱(文禄・慶長の役)と丙子の乱の際には忠清兵営が置かれた国防の要衝でもあったという。
一方、清州と並んで韓国で注目を集めている旅行地として、江原道の原州が挙げられた。原州はアドベンチャーやアウトドア活動を好む旅行者の間で人気を得るようになり、12ランクが上昇したことで31位になったという。雉岳山やオークバレー・スキーリゾートなど、四季を通じて楽しめる自然名所が代表的だといわれている。
また、韓国以外で急速に人気を集めている海外旅行先は、中国の上海であることも明らかにされた。上海は宿泊費が手頃な5つ星ホテルが多く、清潔な都市環境や便利なオンライン決済システムなどが注目を集め、21ランクが上昇したことにより27位を獲得した。
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