韓国のJTBC金土ドラマ『怪物』が、日本ドラマとして生まれ変わる

コンテンツ制作会社SLLは23日、韓国ドラマ『怪物』が日本でリメイクされ、7月に衛星放送チャンネルWOWOWで初放送されるという内容を発表した。
WOWOWがSLLに対し、ダイレクトにリメイク制作を提案したという。ドラマには俳優の安田顕さんや水上恒司さんなどがキャスティングされたと伝えられている。
2021年に放送された『怪物』は、連続殺人犯を捕らえるために法と原則を破った、怪物のような2人の男による心理追跡スリラーだ。20年前に発生した連続殺人事件と非常によく似た犯罪が再び起こり、ソウルから赴任してきたハン・ジュウォン警部補(ヨ・ジングさん)と、地域警察のイ・ドンシク巡査部長(シン・ハギュンさん)が互いを疑いながら協力を始めるという物語である。
ドラマは、事件の裏に隠された人間の多面性を追いながら「怪物は誰だ!君か、私か、それとも僕たちか」という重い問いを投げかけた。また、犯人の正体だけに焦点を当てるのではなく、事件の経緯や残された被害者家族たちにも光を当て、物語を緻密に描き出している。
ドラマは放送当時、平均視聴率4%台とやや低い成績だったが、第57回百想芸術大賞で作品賞と最優秀演技賞を受賞し、批評家たちから圧倒的な称賛を受けた。

その年に開かれた制作発表会で、シム・ナヨン監督は作品について「韓国的な情緒が色濃く溶け込んだスリラードラマです」と紹介した。
続けて「俳優たちが各キャラクターの個性を生かしてくれたことで、少し独特なジャンルのドラマになるのではないかと思います」と述べた。
シン・ハギュンさんは「(イ・ドンシクは)怪物を捕まえるために怪物になった人物です」と説明し「外見は強そうに見えるが、実際はそうではありません。誰かによって人生の方向を定められた人物だと思います。目標に向かって無謀に突き進む勇気も持っていて、外見と内面の痛みをどう表現すべきか悩みました」と語った。
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一方、韓国のSBSドラマ『あやしいパートナー〜Destiny Lovers〜』も、29日から日本の地上波MBS(毎日放送)とTBSで放送されるという。
2017年に放送された『あやしいパートナー〜Destiny Lovers〜』は、検事ノ・ジウク(チ・チャンウクさん)と、ポジティブなアウトサイダーである弁護士ウン・ボンヒ(ナム・ジヒョンさん)が、ミステリアスな事件を共に解決しながら恋に落ちていく様子を描いたラブコメディ物語だ。
リメイク版の主演は、ダンス&ボーカルグループFANTASTICSの人気メンバー八木勇征さんと、元日向坂46の齊藤京子さんが務める予定である。
『あやしいパートナー〜Destiny Lovers〜』の日本版は、韓国と日本を含むアジア全域で、グローバル配信サービスのDisney+(ディズニープラス)を通じて視聴できるという。
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