地域PRのために制作されたウェブドラマが人気を博し、海外市場に進出した。

今月19日、韓国の大邱(テグ)広域市・達西(タルソ)区によると、ウェブドラマ『学校は嫌いだけど修学旅行は行きたい』が最近、日本のOTTプラットフォーム「チャンネルアジア」で配信を開始した。このドラマは全16分の短編構成で、地域プロモーションを目的に昨年制作された。
ウェブドラマ『学校は嫌いだけど修学旅行は行きたい』は、達西区に修学旅行で訪れた女子高生たちの友情と恋を描いたティーン向けドラマで、YouTubeなどを通じて公開され、韓国内だけで137万回の再生回数を記録している。
MZ世代(1980年代初頭~2000年代初頭生まれ)のコンテンツ消費傾向を反映した感性的なマーケティング戦略を通じて、観光地を自然に紹介している。実際に達西区にある遊園地「E-WORLD」や「月谷歴史公園」など、地域の観光名所を舞台に撮影された。
「E-WORLD」は、達西区・頭流(ドゥリュ)洞にあるテーマパーク型遊園地だ。1995年に「ウバンタワーランド」として開園したが、2011年に「E-WORLD」として生まれ変わった。約39種類のアトラクションが楽しめ、空中で回転する高スリルの「メガスウィング260」をはじめ、バンパーカー、バイキング、メリーゴーラウンド、子供向けジェットコースターである「マジックキャッスル」などがある。
特に大邱のランドマークである「大邱タワー」も見どころだ。高さ202mで、大邱市内を一望でき、カフェやレストラン、展望台など多彩な施設がある。そして、夜間はライトアップされた「星光バレー」など、フォトスポットも人気を集めている。

「月谷歴史公園」は、達西区・月谷路一帯に位置している。過去の遺跡を基に、市民が憩いと体験を楽しめるよう整備された空間だ。
公園内には新羅の遺跡や儒教文化などを現代的に解釈した展示がある。デジタル展示室を備えた歴史文化館や、儒教文化を体験できる古家屋、歴史遺跡を巡る散策路「月谷ヌリギル」などがある。入場は無料で、芝生広場や東屋など、都心で自然に親しめる空間も整備されている。
達西区は2022年の『ダルプの一日(原題)』を皮切りに、『ヘプンウェディング(原題)』(2023)など、続けてウェブドラマを制作している。1作品あたり約5,000万ウォン(約531万円)をかけるなど、地域プロモーションに積極的に取り組んでいる。達西区が制作したウェブドラマ3作品の再生回数の合計は420万回に達している。
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