OTTプラットフォーム「Coupang Play」の話題作『少年時代』がシーズン2の製作を正式に決定し、帰還を予告した。配信当時に爆発的な視聴反応を呼び込み、瞬く間にCoupang Playを代表するシリーズとなったこの作品は、再生回数がなんと2914%も跳ね上がるという異例の成果で「史上最高のR19韓国ドラマ」の称号を手にした。

Coupang Playは今月20日の公式リリース資料を通じて『少年時代』シーズン2の製作決定を発表し、「2026年上半期の撮影開始を目標に準備中で、公開日は追って案内する」と説明した。今シーズンでは新たな舞台とキャラクターを通じ、さらに拡張された物語を披露する計画だ。
2023年11月に初公開された『少年時代』は、1989年の忠清南道・温陽(オニャン)市にある農業高校を舞台に、一夜にして扶余(プヨ)郡のトップへと成り上がった高校生ビョンテの大逆転を描く青春活劇である。テンポのゆったりした温かな忠清道の方言、個性豊かなキャラクター、愉快ながらも余韻を残す物語が口コミで広がり、Coupang Play史上最高再生回数を記録した。特に公開初週に比べて再生回数が2914%急騰し、シリーズの底力を証明した。
イム・シワン、イ・ソンビン、イ・シウ、カン・へウォンなど新旧の若手俳優が織り成す演技シナジーも注目を浴びた。イム・シワンは主人公ビョンテ役で大胆なコメディ演技を披露し「俳優人生を再び更新した」と評された。イ・ソンビンは豪快な女子高生ジヨン役で生活感あふれる演技を見せ、イ・シウとカン・へウォンもフレッシュなエネルギーで物語を支えた。
シーズン2は忠清南道の農業高校から海辺の水産高校へ舞台を移す。シーズン1とは異なる雰囲気の中で新キャラクターが登場し、青春の成長痛と愉快な関係性を多彩に描く予定だ。既存キャストの合流は未定だが、シーズン1の成功を受け出演陣への関心も高まっている。

演出はシーズン1を成功に導いたイ・ミョンウ監督が再び担当する。ドラマ『熱血司祭』、『君たちは包囲された!-アクシデント・ラブ-』、『ある日~真実のベール』などのヒット作を手がけた彼は、『少年時代』で独特のユーモア、緻密なキャラクター構成、アクションとヒューマニズムが調和したストーリーテリングでシリーズに活力を吹き込んだ。イ監督は「視聴者の熱い支持のおかげでシーズン2を準備できうれしい。今回は海辺の水産高校という新しい舞台で、別の青春の本音を描きたい」とコメントした。
『少年時代』は単なる青春ドラマを超え、レトロ感性、地域性(忠清道の情緒)、世代共感ユーモアを融合した独創的な世界観で評価された。忠清道方言はSNSで流行語として再生産されるほど人気を集め、オンラインコミュニティでは「このドラマを見て忠清道に引っ越したくなった」という冗談交じりの書き込みが続いた。
作品性も国内外で認められた。『少年時代』は2024年だけで「青龍シリーズアワード」、「Asian Contents Awards」、「コリアドラマアワード」などで合計7冠を達成し、興行性と完成度を証明した。

ファンからはシーズン2製作のニュースに熱い反応を示している。 「シーズン2は当然だろ!」、「シーズン2が出たらジヨンとビョンテのラブラインに期待」、「こんなに笑いながら見たドラマは久しぶり…早くシーズン2が見たい」、「シーズン2楽しみ」、「首が長くなるほど待ってた『少年時代』シーズン2がついに来る」、「本当に人生最高のドラマ」、「どうかこのままシーズン2へ」 などコメントが続々寄せられている。特にキャストが未定の中で 「イム・シワンは絶対に出てほしい」 という要望が相次ぎ、シーズン2への期待値がさらに高まっている。
シーズン2はシーズン1の感性と情緒を受け継ぎつつ、新しい人物と舞台を通じてさらに拡張された青春ストーリーを描く予定だ。制作スタッフは視聴者の期待に応えるべく、事前企画と準備に心血を注いでいる。

とんでもない数字で旋風を巻き起こしたドラマ『少年時代』。彼らの青春は次にどこへ跳ぶのか、彼らの帰還を待ちたい。
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