初回視聴率が1%台だった韓国ドラマが、わずか6話で自己最高を更新し話題を集めている。その作品はイ・シヨン、チョン・ヨンジュ、キム・ダソム、ナム・ギエ主演のENAドラマ『サロン・ド・ホームズ』だ。

1日に放送された第6話は全国3.4%、瞬間最高4.1%をマークし再び自己記録を更新した。
ニールセンコリアによると、視聴率は前回の2.6%から0.8ポイント上昇。初回1.3%と比べ約3倍に跳ね上がり、作品への熱気がうかがえる。
今回の放送では、イ・シヨン、チョン・ヨンジュ、ナム・ギエが演じる女性探偵3人組が、マンション内で女性を狙う性犯罪者を追う本格捜査に乗り出した。コン・ミリ、チュ・ギョンジャ、チョン・ジヒョンは、クァンソン住公アパートの老朽防犯カメラを悪用する犯人集団をあぶり出すため、あらゆる手を尽くす。
警察は犯人を「チュイバンウル」と呼び包囲網を狭める。ミリはゴミ置き場で見つけた怪しい宅配箱を手がかりに追跡を開始した。

最有力は棟代表のピョン・ハクド。彼は過去に宅配紛失で警備室に騒ぎを起こしたことがあり、ミリが発見した「蓄光Tバック」が入っていた箱とも関連が疑われた。婦人会長パク・ジアの息子パク・テフンも、バッグから犯人の物と類似の黒パーカーが見つかり疑惑が浮上。
そしてマンション保安のため、3人は住民総会で防犯カメラ 増設を訴えたが、資産価値下落を恐れる住民に阻まれた。そこで変態疑惑の警備員クァンギュ(イ・ジェギュン)を説得し、蓄光下着での強烈なパフォーマンスを敢行。しかし婦人会長の態度は変わらなかった。

結局3人はおとり作戦を決行。雨夜、女性に扮したクァンギュを餌にするとミリの予想通り「チュイバンウル」が現れ、クァンギュが取り押さえに成功。明らかになった真犯人は棟代表のピョン・ハクドだった。彼は取調べで「模倣犯だ」と主張したが、一旦この事件は解決したかに見えた。
しかし物語は続く。902号室のユンジュ(イ・ファギョム)が静かに殺害され、メディアでは10年前の連続殺人犯「リボンマン」が再来したとの報道が相次いだ。このため、ミリは過去の傷を再び思い出すことになる。

さらに衝撃を与えたシーンは、クァンギュが赤いリボンをこっそり結ぶ姿だった。これは「リボンマン」の体表的な特徴と一致し、視聴者はクァンギュの正体に疑問を抱き始めた。
放送のラストでは緊張が最高潮。ソヒ(キム・ダソム)が902号室前に山積みの宅配に違和感を感じ、部屋から出た男を追ううち危機に陥る。果たしてこの男はユンジュの殺害犯なのか、そしてソヒの安全についても関心が高まった。
『サロン・ド・ホームズ』はマンションという身近な空間でのミステリー物語で支持を広げている。特に、女性主導の捜査過程と社会問題を組み合わせたストーリーがこのドラマの見どころとなっている。
初回の視聴率1.3%でスタートした本作は、緻密な脚本と俳優陣の熱演で右肩上がりが続いている。6話まで放送された『サロン・ド・ホームズ』が、最後まで勢いを保てるか注目が集まる。
<視聴率推移>
1話(2025.06.16)全国1.3%、首都圏1.2%
2話(2025.06.17):全国2.2%、首都圏2.2%
3話(2025.06.23):全国2.0%、首都圏2.1%
4話(2025.06.24):全国2.5%、首都圏2.2%
5話(2025.06.30):全国2.6%、首都圏2.6%
6話(2025.07.01):全国3.4%、首都圏3.3%
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