1980年代に反抗の象徴とされた「ダメージジーンズ」が、再び流行の兆しを見せている。

カカオスタイルが運営するスタイルコマースプラットフォーム「Zigzag」は、最近「ダメージジーンズ」に関する検索量が前年同期比で14倍以上に増加したと23日に明らかにした。
「ダメージジーンズ」は、1980年代のパンクやヘビーメタル文化の影響を受けた代表的なスタイル。2000年代には、クリスティーナ・アギレラやブリトニー・スピアーズといったポップスターたちが愛用し、人気を博した。 「ダメージジーンズ」は日常の中で個性を表現する実用的なアイテムへと変貌し、デザインのバリエーションも豊富。破れた箇所やその度合いに応じて、好みやシーンに合わせたスタイルを選ぶことが可能だ。
先月17日から今月15日までの期間において、「ダメージジーンズ」の検索量は前年同期比で24%、一方「ダメージデニム」は121%増加した。特に夏場には、「サマー・ダメージデニム」(1,304%)と「ショート・ダメージデニム」(704%)の検索量が顕著に伸び、体型やスタイルを意識したキーワードも上昇傾向にある。
「ダメージジーンズ」と組み合わせて着用されるアイテムにも注目が集まっている。Y2Kのテイストが漂う「キトゥンヒール」と「ボヘミアンベルト」は、それぞれ169%、531%の検索増加を記録。また、ストリートムードを演出する「スポーティサンダル」(77%)や「チェーンベルトバッグ」(376%)も好調を維持している。

これに伴い、「ダメージジーンズ」関連商品を扱うショッピングモールも成長し続けている。キュートなストリートテイストのアイテムを販売する「onewi」の直近1か月の取引額は、前年同期比で200倍以上(2,0431%)に急増。ヴィンテージ感溢れる「DUGGY」と、様々なデニムパンツを取り扱う「hip-shot」の取引額も、それぞれ376%、61%増加した。
Zigzagによると、「ダメージジーンズ」関連商品の取引額は、一部ショッピングモール内で最大200倍以上に達したとのこと。プラットフォーム内のパーソナライズされたレコメンド技術が、主要なトレンド拡散に寄与したと分析されている。

このように、近年は若者を中心に「ダメージジーンズ」、クロップドトップス、ローライズ、デニムアイテムといったレトロなアイテムが注目されている。特に、自由で無造作なスタイルを演出するローライズパンツが再評価されている。BLACKPINKのジェニーをはじめ、IVEのチャン・ウォニョンやデュア・リパなど、著名なセレブが舞台衣装や日常服として愛用し、話題となっている。 ローライズパンツと短めのクロップドトップスを組み合わせたストリート系ファッションも高い人気を示している。体にフィットするクロップドトップスが、シルエットをくっきりと際立ち、強い印象を与える。


コメント0