Netflixではなく劇場で今夏最大の興行作として注目を浴びた韓国映画『ゾンビになってしまった私の娘』が、公開から1ヶ月も経たないうち、観客300万を突破し、大きな話題となっている。

データコンサルティング企業PMIは、アンケートを通じ20~50代男女5,000人を対象に、8月第1週の「来週に見たい映画」を調査し、その結果を8日に発表した。調査では、『ゾンビになってしまった私の娘』が回答率14.6%で堂々と1位を獲得したことが明らかになった。
映画振興委員会の映画館入場券統合システム(以下8日基準)の集計によれば、『ゾンビになってしまった私の娘』は興行収入と座席占有率で1位を維持し、リアルタイム予約率でも2位にランクインしている。この結果は、下半期劇場界で最も強いチケットパワーの証といえる。
本作は、娘スア(チェ・ユリ)がゾンビに変貌すると、父(チョ・ジョンソク)が田舎に隠れて娘を守るため、「ゾンビ娘訓練」と題した過酷でありながらも心温まる戦いに挑む物語だ。家族ドラマとゾンビものという異色の融合、主演陣の見事な演技、そしてヒューマニズムあふれるストーリーが幅広い観客層を引き寄せ、興行を牽引している。現在、観客動員数は300万に迫っており、週末の興行成績次第では損益分岐点突破が一層早まる見込みである。


2位はブラッド・ピット主演の『F1/エフワン』で、8.1%を記録。引退した伝説のF1レーサー、ソニー・ヘイズが窮地に陥ったチームを救うため、新人レーサーと衝突しながらも協力し、チームを再建する様子を描くレーシングドラマである。映画振興委員会の集計によれば、本作は興行収入と座席占有率で2位、リアルタイム予約率で3位を維持し、安定した興行成績を見せている。
3位は7.7%を獲得した『全知的な読者の視点から』である。ウェブ小説が原作の本作は、平凡な会社員キム・ドクジャ(アン・ヒョソプ)が、愛読していた小説の世界が現実となった中で、結末を予見するユ・ジョンヒョク(イ・ミンホ)と協力し、災害シナリオの変革に挑むアクションファンタジーだ。現時点で、本作は座席占有率6位を記録している。
4位は『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』で、7.2%を達成。マーベル・シネマティック・ユニバースの新章を切り開く本作は、1960年代のレトロ・フューチャリズムを背景に、既にヒーローとなった「ファーストファミリー」が、宇宙の破壊者ギャラクタスとその部下シルバーサーファーに立ち向かい、地球を守る姿を描いている。
その他の順位は、『バレリーナ:The World of John Wick』(7.0%)、『悪魔が引っ越してきた』(6.3%)、『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』(6.1%)、『名探偵コナン 隻眼の残像』(5.7%)、『キング・オブ・キングス』(5.7%)となっている。
今回の調査は、標本誤差±1.39%p、95%信頼水準で実施され、R18+映画を除く全年齢対象の作品を対象としている。
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