グループ NewJeansが、自身に対して性的ハラスメントを行ったYouTuberを相手に、1億ウォン(約1,068万円)規模の損害賠償訴訟を起こし、一部勝訴の判決を受けた。

法曹界によると、ソウル西部地方裁判所民事13単独は、NewJeansメンバー5人がYouTuberのAに対して提起した損害賠償訴訟で、原告側の一部勝訴判決を下した。裁判所は、Aに対し、ミンジ、ハニ、ダニエルへ各500万ウォン(約53万円)、ヘリンとヘインへ各700万ウォン(約74万円)の支払いを命じた。Aは控訴せず、先月22日に合計2,900万ウォン(約310万円)の支払いが確定した。
Aは2024年、YouTubeで2つのチャンネルを運営し、NewJeansの舞台映像を加工して性的ハラスメントを伴う動画約20本を制作、さらに悪質なコメントも投稿した容疑を受けた。その動画では、NewJeansの楽曲「Cookie」を「太さ」と表現するほか、「多子の母にしてあげたい」といった性的侮蔑発言が確認された。
ADORは昨年6月、A氏を刑事告訴すると同時に、メンバー各1人につき2,000万ウォン(約213万円)、計1億ウォン(約1,068万円)の損害賠償訴訟を提起した。NewJeansは現在、ADORとの専属契約を巡る法的紛争にあり、契約の有効性を問う訴訟の調停期日が今月14日に設定されている。
NewJeansは2022年にデビューした5人組ガールズグループで、メンバーはミンジ、ハニ、ダニエル、ヘリン、ヘインで構成される。デビュー曲「Attention」や「Hype Boy」、さらに「Ditto」、「Super Shy」などで国内外から高い支持を得ており、独自の音楽スタイルと洗練されたコンセプトで、世界のK-POP市場で注目されている。
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