JTBCドラマ『エスクワイア: 弁護士を夢見る弁護士たち』(以下「エスクワイア」)は、放送4回で視聴率と話題性を一気に高め、週末視聴率の首位を獲得した。

10日に放送された4話では、首都圏視聴率9%、全国8.3%(ニールソンコリア有料家庭基準)を記録し、自己最高を更新した。特に首都圏では瞬間最高視聴率が10.2%に達し、「魔の10%」を突破。これは、2日に記録された初回3.7%の約2倍以上にあたる。また、Netflix Koreaの「本日の大韓民国 TOP 10 シリーズ」でも連日1位を維持し、テレビとOTTの両面でその存在感を示している。
■ 視聴率高騰の立役者、ユン・ソクフンの「正義実現」の一撃
4話では、ユン・ソクフン(イ・ジヌク)が児童虐待事件を巡り、「目には目を、歯には歯を」という痛快な応報劇を展開する。

ユン・ソクフンは、ファンド会社代表のチェ・チョルミン(ト・サンウ)の個人訴訟を引き受け、事件に果敢に挑む。チェ・チョルミンは、家政婦が児童虐待の疑いを提起し、企業イメージの損失を恐れて問題を静かに収束させようと考えていた。これを受け、カン・ヒョミン(チョン・チェヨン)は家政婦を直接訪ね、真相を確認する。
家政婦は、子どもの体に繰り返される虐待の痕跡を発見し、その痕跡を隠蔽するために医師を自宅に呼び、治療を施したと証言する。しかし、その直後、彼女から金銭要求の脅迫メッセージが送られ、詐欺や窃盗の前科を持つ常習犯であることが明らかとなり、事件は混乱の渦に陥る。
■ 感情の爆発と冷静な計算が交差する「大局」
三者対面のシーンで、ソクフンは普段とは異なり感情をむき出しにし、家政婦を追い詰める。名誉毀損、虚偽告訴、侮辱といった罪状を次々と指摘し、最終的には虚偽通報を行わないという誓約書を取り付ける。その様子を見たヒョミンは失望を隠せず、直接チェ・チョルミンを通報すると宣言する。

その時、ソクフンは冷静に自身の意図を説明した。チェ・チョルミンは感情のコントロールに難があったため、過剰な刺激が子どもにさらなる危険をもたらすと判断し、別の手段を選んだのだ。
しかし、事件は予想外の方向へと進展する。チェ・チョルミンが電話をかけ、子どもが外出中に警察が出動し暴行があったかと問われると、「もう知っているだろう」という卑劣な返答に終始した。怒りに駆られたソクフンは現場に急行し、子どもの惨状を確認すると、溜め込んだ拳を解放した。
■ どんでん返しの連続…「痛快」の設計図

劇的な展開はここで終わらない。チェ・チョルミンの後見人が登場し、ソクフンを制止しようとする瞬間、すべては彼の緻密な計画によるものであったことが明らかになる。既に後見人にはチェ・チョルミンの資金横領情報が提供されており、その情報をもとに後見人はチェ・チョルミンへ圧力を強めた。結果、チェ・チョルミンは自らが娘に加えた苦痛をそのまま返され、崩れ落ちた。
このシーンは視聴者に鮮烈なカタルシスを与え、「正義は生きている」という声とともに深い余韻を残した。
■ 視聴者の声:「大ヒットすると思った」
放送直後、各種オンラインコミュニティやSNSでは賛辞のコメントが相次いだ。
「わぁ…視聴率がすごすぎる。」「チョン・チェヨンとイ・ジヌクお似合い」「視聴率が半端ない」「没入感最高、ジヌクさん、かっこよすぎる」「イ・ジヌクの眼差しは没入感抜群」「エピソードも重すぎず良い」「大ヒットすると思った」「ドラマで見事に応報してくれてよかった」「次回の展開がどうなるのか非常に楽しみ」「今見ると、韓国ドラマの質は本当に世界レベルだ」「カリスマ全開でさすが〜イ・ジヌク」といった、作品と俳優陣の熱演を称賛するコメントが続いた。
特に、事件が重すぎず、なおかつ緊張感を保つ演出と感情と法廷ドラマの絶妙なバランスが視聴者の没入感を引き出したと高く評価されている。

■ 『エスクワイア』独自の魅力
『エスクワイア』は、法律事務所「ユリム」を舞台に、法を通じて人生と感情を描くオフィス法廷ドラマである。原則を貫くパートナー弁護士ユン・ソクフンと、理想と情熱に溢れる新人弁護士カン・ヒョミンが、事件を通じてぶつかり合いながら成長していく姿を丁寧に描いている。
演出担当のキム・ジェホン監督は「法律を扱うが、結局は人間ドラマだ」と述べ、事件の裏側に潜む愛、後悔、怒りといった複雑な感情を濃密に表現したと語っている。

■ 魔の10%を突破、週末ミニシリーズの頂点に躍り出る
『エスクワイア』は、わずか3話で視聴率8%を超え、4話では最高10.2%を記録。地上波・ケーブル全体で週末ミニシリーズの首位に躍り出た。さらに、Netflix韓国シリーズでも1位を獲得し、「TV+OTT同時制覇」という快挙を成し遂げた。
初回が3%台でスタートし、たった4話でトップに駆け上がった本作の上昇曲線が、今後どこまで伸びるか大いに注目される。
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