光復節であった15日、ある金曜ドラマが最高視聴率6.8%を記録し、同時間帯の競合作を抑えて圧倒的な1位を獲得した。作品は4週連続で金曜ミニシリーズ部門の王座を守り、敵なしの強さを見せている。

その正体はSBS金土ドラマ『TRY~僕たちは奇跡になる~』だ。ニールセンコリア基準で首都圏5.7%、全国5.4%、最高6.8%の視聴率を記録し、ラグビーという馴染みの薄いスポーツを題材にしながらも視聴者の心をつかんでいる。
『TRY~僕たちは奇跡になる~』は7月25日の初回放送以来、着実に上昇傾向を見せてきた。第1話最高4.8%でスタートし、第2話6.3%、第3話6.5%、第4話7.7%、第5話5.5%、第6話8.3%を経て、第7話で6.8%を記録。特に毎週自己最高視聴率を更新しながら、金曜ミニシリーズ部門で4週連続1位の座を堅持している。

視聴率だけでなく、話題性でも上位に入っている。テレビドラマ話題性ランキング3位、Netflix韓国国内TOP10シリーズ2〜3位など、オンラインでも熱い注目を集めている。
視聴者の反応も熱い。主要コミュニティやSNSでは「関係性が最高」「本当の育児日記を見ている気分」「うちの子が成長する姿みたいで感動」「青春チームが完全体になっていく過程がいい」などの好評が続いている。チームワークと成長、キャラクター同士のケミストリーに対する応援メッセージが特に多い。

このドラマは、ドーピングスキャンダルで転落した元ラグビー代表チュ・ガラム(ユン・ゲサン)が、万年最下位の母校ラグビー部の契約監督を務めながら繰り広げられる物語を描く。チームメンバーと信頼を築き、それぞれの傷を克服しながら共に成長し、全国体育大会優勝を目指す過程を描いている。
主な出演陣には、ユン・ゲサンのほか、彼の元恋人で射撃部コーチのペ・イジ役を演じるイム・セミ、漢陽体育高校ラグビー部主将ユン・ソンジュン役を務めるキム・ヨハン、さらにイ・スチャン、ユン・ジェチャン、キム・ダンらが個性豊かなラグビー部員として出演し、生き生きとした演技を披露している。

ドラマがこれほど愛される理由は、結果よりも「過程」に集中したストーリーテリングにある。勝敗よりも共に成長する過程の意味を強調し、視聴者の共感を引き出した。
ラグビーという題材の迫力と、チームメンバーが共に泣き笑いする温かさ、笑いと感動のバランスに優れた演出も好評を博している。ユン・ゲサンをはじめとする俳優たちの高いキャラクター没入度、現実的でありながらウィットに富んだ青春群像もまた、視聴者の心をつかんだ。
傷を抱えた人々が手を取り合って成長し、互いの奇跡になっていくストーリーは、特に10〜30代の視聴者層に大きくアピールしている。SNSでは登場人物の関係性やチームワークの成長、スリリングな試合描写などが継続的に話題となり、口コミで広がっている。
『TRY~僕たちは奇跡になる~』は毎週金・土曜午後9時50分からSBSで放送されており、本日(16日)夜には第8話が公開される。
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