女優シム・ウンギョンが主演を務めた映画『旅と日々』が、第78回ロカルノ国際映画祭で最高賞にあたるゴールデンレオパードを受賞し、世界の映画界から大きな注目を集めている。

スイスで開催された同映画祭は、1946年に創設された世界6大映画祭の一つで、芸術的かつ革新的な作品を紹介し、世界中の映画人にインスピレーションを与える場として広く知られている。
シム・ウンギョンは映画祭の閉会式に出席し、受賞の栄誉を実感した。彼女は「世界各国の方々にご覧いただいているため、韓国語で所感を述べたいと思った」と語り、「この栄光ある場に参加できたことに感謝している」と述べた。また「この映画は私にとっても大きな意味を持つ」とし、「ロカルノ国際映画祭を通じて、我々の映画がさらに広がることを願う」と熱い想いを伝えた。
『旅と日々』は、日本の若手巨匠監督三宅唱が演出し、韓国内ではシム・ウンギョンとの共作として早くから注目を集めた。日本の著名な俳優堤真一も出演し、作品の完成度を一層高めている。
三宅唱監督は現在、日本映画界の若き旗手の一人として知られ、映画『ケイコ目を澄ませて』で日本を代表する映画誌「キネマ旬報」が主催した第96回キネマ旬報ベストテン日本映画第1位を記録し、日本映画界の顔としての地位を確立している。
本作は現在、日本のみならず世界各国の映画祭でも注目を浴びており、日本を拠点に活動しているシム・ウンギョンは今回の作品を通じて、その地位を一層強固にする見通しだ。
今回の受賞によって『旅と日々』は世界中のファンから関心を集めており、韓国国内では今年後半に公開される予定である。
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