今年の秋夕(チュソク、お盆のような祝日)に公開予定のコメディ映画『ボス』(主演:チョ・ウジン、チョン・ギョンホ、パク・ジファン、イ・ギュヒョン)が、19日に1次ポスターと予告編を公開した。

『ボス』は、組織(日本のヤクザ)の未来を賭けた次期ボス選びを前に、各組員が自分の夢を叶えるために互いにボスの座を「譲り合う」という必死の攻防を描くコメディ・アクション。映画『正しく生きよう』のラ・ヒチャン監督がメガホンを取り、1,300万人を動員した大ヒット作『ソウルの春』や『ハンサム・ガイズ 』を手がけた制作会社ハイブメディアコープの新作として、公開前から大きな注目を集めている。
公開された4種類のポスターでは、ボスの座を巡る熾烈な争いの中で光るキャラクターたちの個性が強調され、「ボス譲り合い戦争」の緊張感と笑いを一層盛り上げている。


「家族派(シクパ)」組織のナンバー2であり中華料理店「ミミル」の料理長「スンテ(チョ・ウジン)」のポスターは、投票を前に苦悩する姿を映し出す。一方、タンゴダンサーを夢見るも、現実は「シクパ」の後継者という「ガンピョ(チョン・ギョンホ)」は、「僕じゃなくて踊りが僕を選んだんだ」というコピーと共に情熱的な視線を見せる。ボスの座を渇望する「シクパ」のナンバー3、「パンホ(パク・ジファン)」は、「ボスの座、それ一つで十分です」という言葉とともに、すでに自らをボスに思い描く表情で印象を残す。そして「僕の情報は外れませんでした」と意味深な微笑を浮かべる「テギュ(イ・ギュヒョン)」は、「ミミル」の配達員に扮して10年間「シクパ」に潜入した潜入捜査官であり、物語の大きな伏線を予感させる。
予告編では、夢を抱えた組員たちのキャラクターが次々と描かれる。シェフを夢見て厨房で奮闘するスンテ、華麗なアクションとタンゴへの情熱で存在感を放つガンピョ、ボスを渇望しながらナンバー3に甘んじるパンホ、そして予測不能な登場で物語をかき乱すテギュ。キャラクターの魅力が随所に詰め込まれている。
「激しいボス譲り合い戦争」という独自の題材と、実力派俳優陣のコミカルな演技が融合した『ボス』。劇場に新たな風を吹き込むことができるのか、期待が高まっている。
『ボス』は秋夕シーズンに全国ロードショー。
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