ハリウッドスター、ブラッド・ピット主演のゾンビ終末映画『ワールド・ウォーZ』の続編が、12年ぶりに制作される見通しとなった。

米メディア『デッドライン』によると、13日に行われたパラマウント・ピクチャーズの記者会見で、デヴィッド・エリソン会長兼CEOが続編制作を予告した。
『ワールド・ウォーZ』は、トム・クルーズ主演作『トップガン マーヴェリック』の続編や『スター・トレック』シリーズ新作、『トランスフォーマー』シリーズ新作と並び、最優先の制作プロジェクトとして位置づけられた。また、『クワイエット・プレイス Part3』や『ミュータント・タートルズ:ミュータント・パニック!』の続編企画も検討されている。
現在、パラマウント・ピクチャーズはスカイダンス・メディアとの合併を進めており、いわゆる「2.0プロジェクト」の一環として、年間15本の劇場映画制作や人気ブロックバスターの続編展開を計画している。

『ワールド・ウォーZ』は、作家マックス・ブルックスの小説『WORLD WAR Z』を原作とし、『007/慰めの報酬』を手掛けたマーク・フォースター監督とブラッド・ピットが製作・主演を務めたことで注目を集めた。
物語は、元国連調査官ジェリー・レイン(ブラッド・ピット)が突如拡大したゾンビウイルスの治療法を探し奔走する姿を描く。高速で群れを成すゾンビの描写は観客に圧倒的な恐怖と緊張感を与え、結末では余韻を残す構成となっており、公開当時から続編を望む声が上がっていた。
同作は、ゾンビが人間ピラミッドを築いてエルサレムの城壁を突破する「ゾンビタワー」シーンなど斬新な演出で映画ファンを魅了し、ゾンビ映画の名作として語り継がれている。世界興行収入は5億4,000万ドル(約8,000億円)に達し、『F1®/エフワン』公開前まではブラッド・ピットの出演作で最高の成績を誇った。
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