放送6回目にして自己最高視聴率を更新したtvN月火ドラマが大きな話題を呼んでいる。

注目の作品は『初、愛のために』である。20日、視聴率調査機関ニールセンコリアによると、19日に放送された第6話は全国有料世帯基準で平均4.0%、最高4.8%を記録し、自己最高視聴率を更新した。首都圏世帯基準では平均4.1%、最高5.2%を記録し、ケーブルおよび総合編成チャンネルを含め同時間帯1位を守った。
この日の放送で最も大きな話題を集めたのは、イ・ヒョリ(チェ・ユンジ)がリュ・ボヒョン(キム・ミンギュ)に大胆な愛の告白をするエンディングシーンだった。降りしきる雨をかき分けて作業室へ駆け込んだヒョリは「どうであれ確かなのは、あなたが私をときめかせるということ。そして、そのときめく自分が好きだということ。…私、あなたのことが好きみたい」とストレートに告白した。

このシーンを見た視聴者たちは「自分までドキドキした…キャスティング本当に最高!ドラマの雰囲気にぴったり」「良すぎる…雨音まで完璧」「わあ、演出誰ですか?やばすぎる。これはボヒョンとヒョリがつながる流れですね?」「演出力が神。ヒョリが直球告白するシーン最高」「久々にこんなに胸キュン…作家天才。tvNありがとう」「やばい…どれだけぶりにこんなにときめいたか」「今年一番のドラマになりそう。月火がこんなに待ち遠しいのは初めて笑」「清涼感そのもの…フレッシュなときめきが伝わる」「来週まで待てない…」「最後の雨音が鼓動みたい。演出最高」「ここで切るなんて…1週間どう耐えろと」「やばすぎ」と熱い反応を示した。


第6話では、これまで謎に包まれていた人物たちの秘密も次々と明らかになった。イ・ジアン(ヨム・ジョンア)とヒョリ母娘の「怪しい隣人」チョン・ムンヒ(キム・ミギョン)が、実はヒョリの通う病院の退職教授だったことが判明。夫と娘を亡くしたショックでせん妄症状を患っていた彼女は、病院でヒョリを温かく見守り支える存在として描かれた。
一方、リュ・ジョンソク(パク・ヘジュン)の元妻であり、ボヒョンの母親であるイ・ヨジョン(オ・ナラ)が2年ぶりにチョンへ村に現れ、新たな対立の火種をまいた。数か月間チョンへに滞在すると明かしたヨジョンに対し、ボヒョンは「自分にとってときめく出来事が、誰かにとっては突然で戸惑うこともあるって思ったことありますか」と直球で言い放ち、緊張感を高めた。

『初、愛のために』は、思いがけず人生の「第2幕」を迎えたシングルマザーと医大を辞めた娘が、現在の幸せを探していく物語だ。演出はユ・ジェウォン監督、脚本はソン・ウジン作家が務め、スタジオドラゴンとショーランナーズが企画・制作を手掛けている。
このドラマが人気の理由は、現実的な家族関係と癒しのメッセージが視聴者の共感を呼び、ヨム・ジョンア、パク・ヘジュン、チェ・ユンジ、キム・ミンギュらの安定した演技力に支えられている点にある。特に、母娘の感情表現とロマンスシーンがオンライン上で大いに話題となっている。

キム・ミンギュは以前のインタビューで「監督の前作『海街チャチャチャ』のファンで、今回の役を得るため必死でオーディションに臨んだ」と語り、並々ならぬ覚悟を示した。ヨム・ジョンアも「シングルマザーとしての複雑な感情や母性愛、娘との関係に集中して演じた」とキャラクターへの愛着を明かした。
制作陣は「最も近くて最も遠い存在である母娘の関係が共感ポイントであり、チョンへ村で再び生き直す過程の成長と和解を通じて、視聴者に癒しを届けたい」と作品意図を説明した。
『初、愛のために』は4日の初回放送以降、3%台の視聴率を安定的に維持し、6話でついに4%を突破して上昇傾向を続けている。毎週月・火曜の午後8時50分、tvNで放送中である。
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