
有名芸能人の性的暴行事件が検察で不起訴処分となった件について、シャーマン「乾真法師」として知られるチョン・ソンベ氏が影響を及ぼしたのではないかとの疑惑が浮上していると、SBSが22日に独自報道した。
報道によると、現職の検察幹部がチョン氏に人事上の依頼をしたという状況証拠を、検察とキム・ゴニ特別検察チームが最近入手したという。しかし、同じく証言をしたチョン氏の側近は、該当の検察官が有名芸能人の性的暴行事件についてチョン氏と相談している場面を目撃したと主張している。検察官は実際に事件を不起訴処分したことが確認されている。
チョン氏の側近A氏は、ソウル南部地方検察庁および特検チームの調査において、チョン氏の法堂でB検察官を二度目に目撃し、直接会話を聞いたと証言した。A氏は、「2人が事件について言及していたと記憶している」と述べた。
当時、チョン氏がB検察官に「最近、どのような事件を担当しているのか」と問いかけたところ、B検察官は「有名芸能人C氏の性的暴行事件を担当している」と答えたという。
また、A氏はB検察官が初めは芸能人C氏の逮捕を主張したが、チョン氏が「自分が不起訴にした場合、どうするつもりか」と尋ねると、「顧問の指示がなければ行動しない」と答えたと証言した。
さらに、A氏はチョン氏がB検察官との会話中に、「自分に対して芸能企画会社に所属するC氏と関係する人物がいるか」を尋ねたと述べた。
報道によれば、警察は2017年に芸能人C氏の事件について起訴意見を検察に送致していたが、B検察官が2018年初頭に不起訴処分したことが確認されている。
B検察官は「乾真法師の法堂へ二度訪れたことはある」と認めつつも、「事件に関する話はしておらず、芸能人事件は原則に従って処理した」と反論している。
チョン氏側は事件への関与疑惑を強く否定し、芸能人C氏側も自らの潔白を主張。便宜供与の必要はなかったことや、チョン氏と知り合いでなかったことを明言したとSBSは伝えている。
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