KBSアナウンサーのキム・ジヌンが番組中、ト・ギョンワン・チャン・ユンジョン夫妻を狙った発言で波紋を呼んだ。この発言は放送直後に批判世論へと拡散し、最終的にチャン・ユンジョンが直接立場を表明した。その後、キム・ジヌンが直筆の謝罪文を公開したが、視聴者請願にまで発展し、論争は容易に収まっていない。

問題の発言は24日に放送されたKBS2『社長の耳はロバの耳』で出た。キム・ジヌンは「自分はト・ギョンワン先輩のようには生きられない。先輩に対して失礼かもしれないが、誰かのサブとしては生きられない」と発言し、視聴者の批判を受けた。
チャン・ユンジョンは放送直後にSNSに文章を投稿し、「親交もないのに、はは」としながら不快感を示した。続けて「相手が笑えない言葉や行動は、冗談や戯れとして包み込むことはできない。家族の間にサブは存在しない」と強調した。

論争が拡大すると、キム・ジヌンは直筆の謝罪文を通じて「軽率な発言でご心配をおかけし、申し訳ない。後輩としてト・ギョンワン先輩にご迷惑をかけ、痛恨の極みだ」と述べた。また「今回の件をきっかけに、より慎重に言動していく」と付け加えた。しかしネットユーザーの反応は冷ややかだった。「1988年生まれなら30代後半なのに経験不足という釈明は説得力がない」「では配偶者がサブだという意味か」といった批判が続いた。
この論争は最終的にKBS視聴者による嘆願運動へと発展した。25日、嘆願掲示板には「キム・ジヌンアナウンサーの降板要請」と題する文が掲載された。請願者は「公共放送のアナウンサーは単なる進行役ではなく、国民の前で信頼と品格を示すべき立場だ。キム・ジヌン氏の発言は特定人を公然と貶める不適切な言動だった」と指摘した。続けて「30代後半という年齢で経験不足を言い訳にした釈明はさらに衝撃的だ。基本的な言動管理すらできなかったことは弁解の余地がない」と述べた。

チャン・ユンジョンは24日夜、自身のInstagramに再び文章を投稿し、謝罪を受け入れる立場を伝えた。彼女は「多くの方々が私の文に共感し、辛い気持ちを慰めてくださり感謝している」とし、「先ほど知らない番号からメッセージが届き、謝罪が伝えられた。謝罪には勇気が必要だったはずで、受け入れるべきだと思う」と綴った。続けて「長くは語らない。今後の人生に余裕と幸せ、幸運が宿ることを願う」と結んだ。
キム・ジヌンは1988年生まれで、2015年に釜山MBCアナウンサーとして放送を始め、その後SPOTVキャスターを経て2019年にKBS第46期アナウンサーとして入社した。今年で放送経歴は10年目となる。
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