わずか第2話までの放送で、強い印象を残しているドラマがある。

人物間のピンと張り詰めた心理戦と隠された過去が暴露され、視聴者の没入度が急上昇している。これは、KBS2TVで放映中のドラマ「親密なリプリー」の話である。
23日午後7時50分に放送された第2話では、イ・シア、イ・イルファ、そしてキム・ヒチャンが絡む対立の序章が本格的に展開された。当日の視聴率はニールセンコリア基準8.8%で、同時間帯の各チャンネルで1位を記録し、信頼されるドラマとして注目された。
当日の放送では、チャ・ジョンウォン(イ・シア)が恋人ノ・ミング(キム・ヒチャン)の二重生活に気付き、直接別れを告げるシーンが描かれた。しかし、単なる別れに終わらなかった。ミングはジョンウォンに対し「なんで金持ちの娘を装ったんだ」、「いつも百貨店の近くでしか会わなかったじゃないか」と冷ややかな態度を示し、ジョンウォンは「だって私が貧乏くさい人と付き合うはずがないだろう」と本音を吐露した。

続く発言はさらに大きな衝撃を与えた。「だから家庭教育が大事なんだ」、「あなたの母親は逃げ出したって言ってたし、一番驚くべきはあなたの父親だ」と家族の事情を暴露した。この全ての情報はジュ・ヨンチェ(イ・ヒョナ)がミングに伝えたものであることが判明した。
ヨンチェはジョンウォンに対し「本当の愛?男を見る目がそんなにないのか」と嘲笑し、自身の痛みも明かした。「うちの母はおとぎ話の魔女のようだ」と述べ、「服も、友達も、男も、さらには息をすることすら許されなければならない」と語り、ジョンウォンに対して「あなたはここにいたらだめなの?一緒に暮らそう」と涙を見せた。
また、ドラマはジョンウォンが「殺人者の娘」という過去を明らかにし、緊張感を極限まで高めた。母ハン・ヘラ(イ・イルファ)は、かつて夫キム・ギボム(パク・チョロ)と生活していたが、その後テソク(チェ・ジョンファン)と関わり、事件に巻き込まれた。そして、ギボムが殺人容疑で逮捕されると、家族は崩壊した。ギボムは最後まで潔白を主張して去り、幼いジョンウォンは深い傷を負って生きていかねばならなかった。その後、年月が流れ、涙の再会を果たしたヘラとジョンウォンの眼差しは、過去の苦痛と現在の複雑な感情をそのまま映し出し、次の物語への期待を高めた。

放送直後、視聴者は各種オンラインコミュニティやSNSを通じ、「第2話だけでこんなに引き込まれるとは思わなかった」、「俳優たちの演技が凄すぎる」、「ストーリーの構成が綿密で、一言一句が生き生きとしている」と絶賛した。特に、イ・シアの感情豊かな演技、イ・イルファの重厚な存在感、そしてキム・ヒチャンの二面性が緊張感を高めたとの反応が多かった。
一部の視聴者は「チャ・ジョンウォンの物語があまりにも哀れだ」、「こんなドラマを久しぶりに見た気分」といった意見を示し、「既に名セリフが溢れている」、「序盤にもかかわらず展開が早く堅実だ」と次回への期待を表明した。
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