イギリスのファッション雑誌ELLE UKが、BLACKPINKのロゼを巡る人種差別論争の収束に乗り出した。

論争は1日(日本時間)に、ELLE UK公式SNSアカウントにチャーリーXCX、ヘイリー・ビーバー、ゾーイ・クラヴィッツの写真が掲載されたことから始まった。ロゼだけを切り取った写真の投稿が問題視されたのだ。
その投稿を見たネットユーザーたちは、人種差別ではないかと激しく反発した。投稿のコメントには「彼女(ロゼ)はサンローランのグローバルアンバサダーなのに、なぜ彼女を切り落としたのか」、「なぜロゼを抜いたのか」、「唯一のアンバサダーであるロゼだけを外して投稿するなんて」、「ロゼはどこにいる?あからさまな人種差別だ」、「ロゼはどこにいるのか?」など、写真からロゼが除外されたことに対する批判が相次いだ。


その後、ELLE UKは公式SNSアカウントにロゼの単独写真を2日にアップロードした。写真と共に「最も目を引くルックスはBLACKPINKのメンバーであり、サンローランのアンバサダーであるロゼ」と記されていた。
しかし、グローバルファンの怒りは収まらなかった。その投稿には「遅すぎる」、「短い謝罪の言葉でも添えたらどうか」といった批判の声が続いた。

ロゼは自身のSNSアカウントにファッションショーの現場写真を公開。サンローランおよびクリエイティブディレクターのアンソニー・ヴァカレロをタグ付けし、「もう一度素晴らしいショーに招待してくれてありがとう」、「あなたの作品は本当に美しい。愛している」と投稿した。それにもかかわらず、韓国やアジア圏はもちろん、全世界のファンが多言語で抗議コメントを残し、ELLE UKに対する謝罪を要求し続けている。

ロゼは2016年、YGエンターテインメント所属のガールズグループBLACKPINKとして正式にデビューし、独特の音色で大きな注目を集めた。その後、2021年に初のソロシングルアルバム『R』を発表し、タイトル曲「On The Ground」はアメリカのビルボードグローバルチャートやiTunesなど、多くのチャートで上位に入り注目を浴びた。
最近では、アメリカのポップスターブルーノ・マーズとのコラボ曲「APT.」で、「2025 MTV Video Music Awards」にて今年の歌賞を受賞し、グローバルな影響力を証明した。
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