ギャグウーマンのラルラルが産後うつを経験したことを公開し、率直な心境を伝えた。
彼女は最近放送された番組で「娘が憎い時もあったし、下血もしたことで体も心もすべて疲れた」と語り、辛かった産後初期の心情を打ち明けた。その時に大きな支えとなったのは、他ならぬ母親の温かい慰めであった。
今月1日に放送されたKBS2TV『スーパーマンが帰ってきた』では、ラルラルと娘のソビンちゃんの日常が公開された。この日の放送では、ラルラルが母親と娘と共に美味しいお店を探しながら、ささやかな日常を楽しむ様子が描かれた。ラルラルの母親は、娘がYouTubeを始めた頃を振り返り「最初は娘がゲーム中毒だと思った」と心配していた気持ちを率直に明かした。

続けて彼女は「私は娘を本当に誇りに思っている。コメントの中には『ミョンファ(ラルラルが扮するキャラクター)さんのおかげで毎日生きている』という言葉もあった。娘のおかげで人々が力を得ているということを知って、本当に誇らしく思った」と語った。しかし同時に「でも母親の立場から見ると、朝まで寝られず働く姿を見ると心配になる」と付け加え、娘に対する深い母性愛を露わにした。
ラルラルは、産後うつによって毎日が辛かった当時を振り返り、「ホルモンの変化を知らずに、初めて経験する骨の痛みと下血のせいで体が非常に辛かった。妊娠中も十分に休めなかったのに、出産後は責任感が加わり、さらに大変だった」と語った。続けて「そんな時はいつも母のことを思い出した」と述べ、母親が与えてくれた情緒的な支えがどれほど大きな力となったかを伝えた。
また、ラルラルの母親は「『お母さんはユラ(ラルラルの本名)以外は何もいらない。娘が辛ければ、たとえ天国にいても何でもする』と言った。娘として本当に幸せだと思う」と明かし、母娘の深い絆と感動的な瞬間を届けた。

◆産後うつ、知っておくべき健康情報
産後うつは、出産後のホルモン変化や睡眠不足、育児ストレスなどにより発生する精神的疾患であり、一般的には出産後2〜4週間の間に始まる。初期には疲労感や憂鬱感、無気力、食欲低下、集中力低下などが現れ、重症の場合には自分自身や赤ちゃんに対する否定的な考えに至ることもある。
産後うつは、単に「心が弱いから」生じる問題ではなく、生物学的要因と環境的要因が複合的に作用する。出産後の急激なホルモン変化は脳内の化学物質にも影響を与え、感情コントロールを困難にし、睡眠不足と育児の負担がこの状態をさらに悪化させる。
産後うつのほとんどは、早期発見と適切な管理により症状を緩和させることができる。まずは家族や知人の関心と支援が重要だ。育児の負担を分かち合い、十分な休息が取れる環境を整えるとともに、専門的なカウンセリングや心理療法が役立つ。必要に応じて精神科での薬物治療も併用できる。

健康的な生活習慣も、症状の緩和にポジティブな影響を与える。規則正しい睡眠やバランスの取れた食事、適度な運動、瞑想や呼吸法を通じたストレス管理が望ましい。何よりも、産母自身を大切にし、「完璧な母親」であろうとする重圧を下ろすことが重要だ。
産後うつは、早期に適切な助けを受ければ十分に克服可能な状態であるが、放置すれば長期にわたって精神的困難に繋がる可能性がある。したがって、症状を感じた場合は一人で抱え込まず、家族や友人、医療従事者に相談し、適切な支援を受けることが必須だ。
ラルラルが公開した率直な経験談は、産後うつを経験する多くの産母に共感と勇気を与える。孤独ではないことに気づき、周囲の助けを積極的に受けることで、回復への大きな力となる。
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