tvNの新月火ドラマ『憎らしい恋』が初放送から視聴率5%台を突破し、華やかなスタートを切った。なんと18歳の年の差カップルと超豪華キャスティングで放送前から期待を集めていたこの作品は、『医師チャ・ジョンスク』のチョン・ヨラン作家とキム・ガラム監督が初タッグを組んだ作品として注目を浴びた。

視聴率調査機関ニールセン・コリアによると、3日に初放送された『憎らしい恋』(演出:キム・ガラム、脚本:チョン・ヨラン)第1話は全国基準で平均5.5%、最高6.5%を記録した。首都圏でも平均5.2%、最高6.5%を記録し、ケーブル・総合編成を含む同時間帯で首位となった。キム・ガラム監督が語った「目標視聴率30%」という抱負がどこまで現実化されるか、今後の展開が注目される。
「初放送から没入度爆発」
初回は、普通の印刷所社長イム・ヒョンジュン(イ・ジョンジェ)の人生が一瞬でひっくり返る物語から始まる。過去の恋人クォン・セナ(オ・ヨンソ)のために台本を届けていた彼は、再開発の不正事件を取材していた記者ウィ・ジョンシン(イム・ジヨン)と偶然絡むことになる。誤解の末、二人は警察署に向かうが、名刺一枚を残してそれぞれの道に戻る。

かつて国民俳優として知られたイム・ヒョンジュンは、俳優としてのプライドを捨て印刷所を運営していたが、若手監督パク・ビョンギ(チョン・ソンウ)の卒業作品の台本を印刷する中で、演技への情熱を再び感じる。結果、彼は復帰を決意し、ドラマ「優しい刑事カン・ピルグ」で視聴率30%に迫る国民俳優としての地位を取り戻す。しかし、「カン・ピルグ」という名前に縛られた現実に次第に疑問を感じ、さらなる新展開へと踏み出す。
「イ・ジョンジェ、イム・ジヨン、18歳の年の差も忘れさせるケミ」
一方、正義感溢れる記者ウィ・ジョンシンは政治部のエースとして活躍するが、内部抗争により芸能部へ異動。授賞式のレッドカーペット現場で再びイム・ヒョンジュンと再会する。ウィ・ジョンシンが不正議員を追及するシーンでは、ヒョンジュンが彼女を危険な人物と誤解し、正義感から突進した結果、生放送中にズボンが破れるという屈辱を味わう。そのシーンは放送直後、オンラインコミュニティで大きな話題となった。

『憎らしい恋』は、初放送からロマンス、コメディ、ドラマが調和した複合ジャンルの魅力を発揮。チョン・ヨラン作家のウィットに富むセリフと、キム・ガラム監督の感覚的な演出が交錯し、ジャンル全体の楽しさを一層引き上げた。イ・ジョンジェは、崩れ落ちることを恐れぬコメディ演技で新たな一面を披露し、イム・ジヨンはリアリティある記者役で強い存在感を示した。二人の完璧なケミは、視聴者から「初放送から大ヒットした」、「イ・ジョンジェのコメディ演技が素晴らしい」、「イム・ジヨンの登場から没入度が爆発した」と絶賛される結果となった。
「超豪華ラインナップ+完成度の高い演出、興行の兆し」
イ・ジョンジェ、イム・ジヨン、ソ・ジヘ、キム・ジフンらの超豪華な顔ぶれも、ドラマの興行面において大きな要素となっている。特に、イ・ジョンジェが18歳年下のイム・ジヨンとのロマンスを描く設定は、放送前から大きな話題を呼んでいた。制作発表会で、イ・ジョンジェは「イム・ジヨンが撮影現場で僕をいじめる」と冗談交じりに語り、放送後に実際のシーンが公開されると「ケミは実話か」との反響が相次いだ。
『憎らしい恋』は単なるロマンティック・コメディを超え、人間関係と現実のアイロニーをユーモラスに解きほぐす感情劇として評価されている。作品全体に流れる共感を呼ぶセリフとリアルなストーリーは、視聴者の心を迅速に掴んだ。

「第2話の観戦ポイントはイム・ジヨンとソ・ジヘの対面」
4日に放送される第2話では、イム・ジヨンとソ・ジヘの初対面が予告された。予告編では、政治部から追いやられたウィ・ジョンシンが新たな局面を迎える様子と、イ・ヒョンジュンとの関係の変化が示唆される。二人の再会がどのような転換点をもたらすのか、期待が寄せられている。
初放送だけで視聴率6.5%、同時間帯首位を記録した『憎らしい恋』。業界内では「『医師チャ・ジョンスク』の感性とユーモアを受け継ぐチョン・ヨラン作家の脚本が、新たな興行の系譜を切り開く可能性が高い」との評価が出ている。tvNの新月火劇がどこまで上昇曲線を描くのか、今後も注目される。

※ tvNドラマ『憎らしい恋』(ニールセン・コリア提供、全国基準)
-第1話(11.03)5.5%
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