tvNドラマ『テプン商事』が視聴率と話題性の二兎を追いながら11月初めに韓国ドラマ界を席巻している。グッドデータコーポレーションが3日に発表した10月5週目のFUNdex調査結果によると、『テプン商事』はドラマ話題性部門で18.63%のシェアを獲得し、2週連続で1位を維持した。

『台風商事』は2日に放送された第8話でも9.1%(以下、全国基準、ニールセン・コリア基準)を記録し、自己最高記録を更新した。放送初期に会社劇の枠を破った複合ジャンルドラマと評価されていた『テプン商事』が本格的に口コミを広げ、全世代の視聴層を吸収している様子だ。
2週連続話題性1位…競争作との格差を広げた
10月5週目のFUNdexランキングによると、『テプン商事』は18.63%で2位のJTBC『ソウルの家から大企業に通うキム部長の物語』(10.66%)と8%p近い差をつけた。続いてSBS『私と結婚してくれますか?』(10.46%)、Netflix『魔法のランプにお願い』(8.59%)、tvN『シン社長プロジェクト』(6.32%)などが続いた。
『テプン商事』は先週に引き続き今週も話題性1位を維持し、放送5週目にして安定した視聴層を構築したとの評価を受けている。『テプン商事』はドラマ部門全体の話題性シェアの約19%を一手に占めており、これは主人公の内面の物語と世代共感要素が同時に作用した結果と分析されている。

イ・ジュノとキム・ミンハ、俳優話題性1・2位
主演俳優たちの存在感もドラマの上昇を牽引した。該当週のFUNdex出演者話題性ランキングで『テプン商事』のイ・ジュノとキム・ミンハがそれぞれ1位と2位を獲得した。イ・ジュノは劇中で冷徹だが内面は温かい社長「カン・テプン」を演じ、最も人間味のある上司キャラクターと評価されている。前作『キング・ザ・ランド』以来2年ぶりの復帰作で、演技力とキャラクター解釈の両方で高評価を得た。キム・ミンハはテプン商事の経理で真の営業マンに生まれ変わる「オ・ミソン」役を担い、現実的な職場人の姿を描き出した。
『キム部長の物語』と『私と結婚してくれますか?』の3つ巴
最近JTBC『ソウルの家から大企業に通うキム部長の物語』とSBS『私と結婚してくれますか?』もそれぞれ2位と3位で猛追している。『ソウルの家から大企業に通うキム部長の物語』は大企業中間管理者の生活をリアルに描いたコメディドラマで、職場人対象の共感投稿やミームで大きな反響を呼んでいる。『私と結婚してくれますか?』はロマンスジャンルだが独特な設定とOST人気で20~30代視聴層を中心に堅固なファン層を形成している。
しかし、2作品とも10%台前半の話題性シェアに留まり、『テプン商事』の独走を阻むには力不足との分析が出ている。

16部作の『テプン商事』視聴率の流れと展望
『テプン商事』は第1話から今年tvN最高の初放送視聴率5.9%を記録し、力強いスタートを切った。その後視聴者の口コミを受けて着実に上昇を続けた。第3話で7.4%、第4話で9.0%を記録し、tvN週末ドラマの平均視聴率を大きく上回った。
視聴率上昇の背景にはセリフ中心の密度の高い演出と感情線の緩急調整があるとの評価だ。視聴者掲示板やコミュニティでは熱い反応が連日続いている。放送業界では残りの後半が放送される11月中旬~12月初めまでに視聴率10%突破は難なく可能だと見込まれている。
10月5週目グッドデータコーポレーションTV-OTTドラマ話題性ランキングは以下の通り。

1位『テプン商事』(tvN、18.63%)
2位『ソウルの家から大企業に通うキム部長の物語』(JTBC、10.66%)
3位『私と結婚してくれますか?』(SBS、10.46%)
4位『魔法のランプにお願い』(Netflix、8.59%)
5位『シン社長プロジェクト』(tvN、6.32%)
6位『優しい女 プ・セミ』(ENA、5.85%)
7位『ラストサマー 初恋の再生』(KBS2、4.61%)
8位『月まで行こう』(MBC、4.53%)
9位『親愛なるX』(TIVING、4.39%)
10位『憎らしい恋』(tvN、3.08%)
以下は2週連続話題性1位を獲得した人気ドラマ『テプン商事』、多くの視聴者の共感を集めた「企画の意図」である。
本当に奇妙な国ではないでしょうか。
生まれて初めて見る疫病で世界中がひっくり返った時、
マスクを必ずつけろと言われれば「窮屈なのにそれをつけてどうやって生きるのか」と
一人でイライラしながらも、薬局の前に並んでマスクを買い、
たかがボール遊びが何がそんなに大したことなのかと冷淡に思いながらも、ワールドカップの時だけは
朝方に「ゴール!」という一言で町が揺れ動くのです。
しかし、考えてみると私たちはいつもそうでした。
国に危機が迫るたびに、底辺の知らない民衆同士が
お互いに肩を組み、転がらないように、倒れないように耐えています。
万歳を叫び、金を集め、ろうそくを持ち、マスクをつけながら
私たちは自分と家族、そして国を守りました。
だから私は信じています。
これからどんなに辛く険しい道がまた現れるかもしれませんが、
最も普通であり、また最も特別な私たちが乗り越えられることを。
このドラマはその険しい波を先に乗り越えた隣人たちの物語を伝えます。
多くのメディアがIMF危機を扱いましたが、ほとんどが政治や経済など大きな部分での
感情や失敗、痛みなどを語っていましたが、
今回のドラマは少し違った話を伝えようとしています。
その時代の小市民たち、普通の人々はどうやって
その危機を耐え抜いたのか、そしてその失敗や痛みを乗り越えて
どうやって明日へ向かって歩いていったのかを語りたいと思います。
だから、今苦しい誰かに温かい慰めと少しの勇気が
なってほしいと思います。ドラマの力はそんなものではないでしょうか。
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