俳優イ・ジャンウが女優ハム・ウンジョンに投げた一言が、予想外の論争に発展している。
女優ハム・ウンジョンのYouTubeチャンネルに公開された動画が、ネット上で大きな波紋を呼んでいる。映像にはハム・ウンジョンとイ・ジャンウが登場し、約14年前に共演したバラエティ番組『私たち結婚しました』で初めて出会った場所を再び訪れ、結婚を控えた心境を語り合う姿が収められた。二人は同番組での仮想夫婦としてよく知られ、久々の再会というだけでも注目を集めた。
今回の動画が公開されたのは、二人がそれぞれ実際の結婚を控えた時期と重なる。イ・ジャンウは23日、ハム・ウンジョンは30日に結婚式を予定しており、一週間違いで新たな門出を迎える。そのため、互いを応援し思い出を振り返る穏やかな対話が続くと期待されていた。
しかし、動画のある場面が思わぬ議論を呼んだ。イ・ジャンウがハム・ウンジョンの結婚を聞いた当時「もしかして妊娠したのかと思った」と語った部分がそのまま公開されたのだ。
イ・ジャンウは、ハム・ウンジョンの結婚報道を母親から聞いたと明かしながら「最初は監督との相性がよくなかったから、ガセだと思った。それで『もしかしてお腹に子どもができたのか』と考えた。母にも『ウンジョン、妊娠したみたい』と言った」と打ち明けた。
ハム・ウンジョンが「そんな幸運はまだ来ていない」として、ドラマ撮影など日程上の理由から結婚時期が決まったと説明すると、イ・ジャンウは「それでも結婚はいい選択だ」とし「20年も芸能界で活動したなら、今度は国に恩返ししないと。子どももたくさん産んで」と冗談めかして付け加えた。
動画が公開されると、視聴者の反応は分かれた。
一部からは、できちゃった婚を連想させる発言や、出産を当然視するような言い回しが時代にそぐわないとの批判が上がった。特に女性に出産を求めるように聞こえる点が不快だったという意見も少なくなかった。
一方で「二人は長年の仲であり、不快に感じていないなら過度に非難する問題ではない」という声もあった。ハム・ウンジョンのチャンネルで公開されたため、あえて選ばれたシーンだとの主張もあった。
今回の論争は、二人の結婚予定にも自然と関心を集めた。イ・ジャンウは6年の交際を経て女優チョ・ヘウォンと今月23日に結婚式を挙げる予定で、家族と親しい知人のみを招いた非公開の式となる。ハム・ウンジョンは映画『テロ、ライブ』『全知的な読者視点』を手がけたキム・ビョンウ監督と30日に式を挙げる予定だ。双方とも落ち着いた雰囲気で結婚準備を進めている中、思わぬ論争が加わり注目がさらに高まった形だ。
今回の件について、一部視聴者は「プライベートな会話をカメラの前で気軽にすると生まれ得る誤解」とし、コンテンツ制作の難しさにも言及した。
一方、芸能界では「親しい仲であっても公的な場での発言は慎重であるべき」という声が以前から根強いこともあり、今後YouTubeコンテンツにおける言動の境界について議論が続く可能性がある。
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